【山行日】2月11日(日)【天 候】曇時々晴れ
【参加者】女性4名、男性2名、計6名
【コースタイム】9:10マキノ駐車場~9:20マキノサラサの湯~10:20寒風峠分岐標識~12:50寒風峠~14:30栗柄峠~15:25武奈の木平~16:25赤坂山登山口~16:35マキノ駐車場
【山行報告】10日新聞紙上では「マキノスキー場積雪0㎝」。元の計画では「雪上テント泊」を予定していたが今年の暖冬により断念しました。変わって「寒風峠~栗柄峠稜線歩き」に変更、今日の山行になりました。マキノ駐車場に着くと「マキノスキー場」は昨夜の降雪でうっすらと雪に覆われていました。スキー場を上り詰めて寒風峠に向かう夏道は雪に覆われて冬山らしい景色になっていて高度を上げて行くと木々に覆われた山道では昨夜の内に枝や針葉に降り積もった雪が気温が上がりどんどん溶けて仲間の上に「ドサッ」と落ちて雪まみれにしてしまいました。
思った以上に雪が残り中腹からは夏道のトレースは消えて誰に尾歩いていないことから軽いラッセルを強いられるようになりました。中腹でワカン(2名)、アイゼン(1名)を装着。残り3名は「つぼ足」で歩行を続けた。寒風峠へのルートは赤坂山と違って後ろから追いかけてくる人もなく、すれ違うこともなく「静かな雪山歩行」を楽しむことが出来ました。寒風峠直下高度80メール程を残して「昼食」。雪のベンチを作ってしばし腹ごしらえ。行動食を取って寒風峠に13時前に到着。
夏に「高島トレイル」と書かれた標識は頭だけを出して雪に埋もれていました。見渡す限り白い世界に「来て良かった」と感激です。「寒風峠からは下りだけ」と思い込んでいた栗柄峠への稜線歩きは幾つかのピークを乗り越えて行かないと駄目なことが解り平坦でない稜線歩きを堪能しました。ワカン組は深雪の沈み込みが免れていましたが「つぼ足、アイゼン組」は所々で膝まで埋まり這い上がっては歩くを繰り返しながら何とか栗柄峠に到着。
ワカン組はそれとも知らずスイスイ「メッチャ楽しいです」とはしゃいでました。アクシデントで着前キャンセルされたKさんに申し訳ないですが「久し振りの雪山、楽しかったです」。誰も踏んでいない「新雪の上を」気兼ねなく久し振りに歩きました。栗柄峠を越えて少し下った所で「伏見山の会」の方々に偶然会いました。伏見組は「雪山でのテント泊例会」で「今からテントを張るところです」とコメントを聞いて「お疲れさん」と一言添えて別れてきました。東屋までの下りの道も雪がしっかり残っていましたが道幅が狭くなりワカンを途中で履き終えてつぼ足で下山しました。東屋からはトレースの雪が溶けて水浸しの状態でトレース横の雑木林の中を障害物競走のように「小さな木立を右に左に避けて、小枝を乗り越えて」等をしながら何とか「赤坂山登山口」へ下山。本当に何年かぶりに「誰も踏んでいない新雪の上を歩いて」冬山・雪山を楽しむことができました。