例会報告 吉野山、お花見山行報告 記M・S 

山行日:4月6日(火)

参加者:女性4名、男性1名、合計5名

コースタイム:吉野駅10:00~如意輪寺~中千本11:30(昼食)~上千本、水分神社、花矢倉12:30~滝14:30~櫻木神社、宮滝15:30

【山行報告】有名な吉野の桜を見たくて企画しました。ネットの吉野開花情報では4月5日が満開となっていましたが、もっと早くなって満開には間に合いませんでした。吉野駅から人波はロープウェイやバスの方に向かって行き、ハイキングコースを歩いているのは私たちだけです。蔵王堂や勝手神社などの観光地は尾根に有り私たちはその谷道を歩きます。遅くなってとはいえ、中千本でもまだ十分に桜は残っていて桜を堪能しながら歩きました。道には標識が整っていて、如意輪寺、稚児松地蔵の標識に従って登っていきます。途中に広場が有って桜の花が満開でした。お昼にはまだ早いけど、桜の木の下でお昼にする事にしました。コロナの為お花見が出来なくて、桜の木の下で座り込んでお昼を食べたのは2年ぶりです。吉野は山全体が桜なのでボリュウームが大きい。稚児松地蔵までは人はいませんでしたが水分(みくまり)神社、花矢倉は観光地らしく、人と車が多くなりました。上千本の水分神社は古のたたずまいで茅葺の優雅な曲線と大きな枝垂桜がよく似合っていて皆、写真を撮っていました。歌舞伎の義経千本桜の舞台となった花矢倉からは山全体が見渡せて駅から桜並木が続いているのが見えます。満開の桜と葉桜のぼんやりとした赤い輪が重なっていてとても綺麗ですが、やはりで山全体がピンクになる満開の時を見たかったと思います。来年、リベンジですね。花矢倉から稚児松地蔵に戻ると、また私たちだけになり、ゆっくりと宮滝に降りました。此方は吉野杉の植林地で桜はありませんが、川筋を歩いていくと3段ぐらいの大きな滝が有り、滝壺まで降りていけます。次は道を横切って滑滝があり変化が有ります。最後の登山口には一番大きな高滝があり、地元ではここでお祭りがあるそうです、村に入り道路を歩いているとコミニティバスとすれ違いました。櫻木神社でさっきのバスが止まっていてドアを開けてくれました。駅まで乗せてもらえるかと聞くと、まだ回る所があるが駅まで行き200円とのことです。運転手さんは歴史に詳しくて、大海人皇子(天武天皇)が天智天皇から逃れて宮滝にきた話などしてくれましたが、あれ?ここ先 通った所、集落をグルーと回って又櫻木神社?まだ奥に回ってやっと駅に着きました。1時間以上乗っていました。バスを降りてから、どこに行くのかと思ったと皆ニヤニヤ。バス代は200円でした。近鉄吉野神社前から京都まで2時間の長旅で結構行遅くなりました。

個人山行                 雲取山2017M 68番目          大菩薩嶺2056m 69座目           丹沢山1567m 蛭ケ岳1672m 70座目

4月1日(木)大菩薩嶺2056m 69座目

新幹線で東京、友人とランチ後中央線で奥多摩駅14:20、バス便で鴨沢登山口15:14。当初は最終バスで到着後少し上の駐車場でテント泊の予定でしたが、登山後にまた都内で別の友人と会食する予定があったので、時間に余裕を持たせたく本日中に七つ石小屋まで行く事にしました。私が見た地図では小屋までの所要時間が3:45、小屋は予約制で管理人からはどんなに遅くとも18:00までには到着する様にと厳しく言い渡されておりました。地図の時間がどこまで実態に合っているのかもわからないのですが、かなり頑張って歩きました。小屋で飲もうと思った缶ビール2本、焼酎、焼酎用の氷、水ペットボトル500ml2本などを含め20kg近くあったように思います。とんでもない量の汗をかいて小屋に到着しました、17:15。2時間で到着した、必死だったので。小屋泊まりの人が1人、テント泊は私一人。受付を済ませてさっさとテントを張り、着替えをして晩御飯にしました。必死で担いだビールは最高です。翌日06:00に荷物を軽くして頂上攻略、08:00過ぎに登頂、小屋に戻って朝ごはん、11:30頃に出発、13:10頃鴨沢バス停到着、13:50のバスで奥多摩駅。到着後駅から700mにある奥多摩温泉もえぎの湯で汗を流してから都内で友人とマスク会食、最終電車で中央線甲斐大和駅、駅周辺でテント泊。

4月2日(金)大菩薩嶺2056m 69座目

朝08:10発のバスに乗るつもりで待っていたがバスは来ない、時刻表を見ると平日はもっと暖かくなってからのしかも特定の日にしか運航されていない。いろいろ思案した結果2つ隣の塩山駅へ移動決定、09:10駅着 09:30発大菩薩峠登山口行のバス乗車10:00着。標準時間なら14時に登頂17時には下山できる、山下さんにルート変更のメールを送り出発。13時登頂、15:10バス停へ下山。頂上手前20分くらいの歩行は足もとに雪の塊=氷がたくさん残っていて、滑って歩くのが大変でした。

下山後バス停から徒歩10分の甲府市の温泉施設・大菩薩の湯で汗を流し16:40発のバスに乗車、17:05塩山駅到着。乗換案内で検索すると本日の最終目的地大倉バス停にこのまま電車を乗り継げば到着できる、晩飯を買い込んだりして時間を使えば最終バスには間に合わない。とにかく指示通りの電車に乗り込んだ、乗り継ぎ駅での時間は5分~10分はあった、最初の乗り換えの際に八王子駅のコンビニでビール2本と総菜・おにぎりを買い込んで横浜線町田行きの電車に乗り込んだ、先頭車両の一番前に乗り込み混雑する車内をヨソに運転席の後の壁に立てかけるようにリュックを置きその上に食料を置くようなスタイルでひざまづき、食料とビールを頂いた。次の乗り換え町田駅でもコンビニで200mlの焼酎の瓶2本と水1リットル、小さ目の弁当を購入。今度は小田急の急行、座席に座ることが出来ましたので、普通に座席で焼酎と弁当を頂き渋沢駅で下車20:08。最終バス20:27に乗車、20:42大倉バス停到着、バス停周辺でテント泊。

4月3日(土)丹沢山1567m 蛭ケ岳1672m 70座目

当初は丹沢山→蛭ケ岳→東野バス停と縦走するしかないと考えていた、しかし思いのほか早い時間に蛭ケ岳に到着できたので急遽折り返すことにした。大倉バス停出発05:00→08:00塔ノ岳→09:00丹沢山→10:20蛭ケ岳→12:00丹沢山→14:50大倉バス停下山完了 15:10バス→渋沢駅 小田急線で4駅の小田原で新幹線に乗り換えて19:50嵯峨嵐山駅に到着出来ました。塔ノ岳に登る途中の崖からの相模湾の展望は最高でした、ものすごい人が登山に繰り出していましたが、この景色を見て納得です。一人旅は最高です、その場で一緒に感動を味わう事はできませんが、今はメールやラインですぐにお友達や家族にその場の写真を送り共有することが出来ます。その日の自分の体調や気分で予定をどうにでも変更が出来ます。自由気ままです、休みたい時に休み、早く着きたければ休まずひたすら頑張る。人それぞれに自分流のスタイルがあります、私は団体行動にはなじめない。今回も最高の4日間でした。

例会報告】     飯盛山(314.3m)記:S/W

【山行日】 2021年3月14日(日)

【天 候 晴れ

【参加者】 女性10名、男性2名、合計12名

【コースタイム】JR四条畷駅(9::35)~四条畷神社(9:52~10:00)~飯盛山休憩所.展望 台、昼食(11:00~11:40)~飯盛山山頂(11:55~12:05)~楠公寺(12:17~12:25)~南尾根の桜池(12:45~12:55)~野崎観音(14:05~14:15)~JR野崎駅(14:25)

【報告と感想】JR四条畷駅で全員の顔がそろったところで初顔の方もいらっしゃったので自己紹介の後、四条畷神社に向かって出発しました。初めは街歩きです。神社につくと早速に105段の階段のお出迎えです。階段を上がり神社の休憩所で衣服調整の時間を取りました。あとのグループが来たので早々に出発しました。ここからは山に入ります。途端に階段の連続です。この山はやぶ椿が多く、階段も緩やかに上っているのであまり苦になりませんでした。ると頂上近くの展望台に到着。明石海峡は望めませんでしたが、大阪の街が一望できます。お天気も良くて気持ちがいいし、頂上は人も多そうなので、時間は早いでしたが、昼食タイムにしました。それぞれに春の日を浴びて気持ちの良いひと時を過ごしました。昼食後は山頂に向かいました。案の定山頂は大勢の人です。そこで記念撮影をして、楠公寺に向かいトイレタイム。あと野崎観音に向かい出発。途中の桜池は整備されていて休憩所もあり、皆さんお弁当タイムを楽しんでおられます。私たちはしばし休憩したのち改めて出発。こちらの道は階段が余りなくて助かります。野崎観音に着くと大きなモクレンの木があり、みなでモクレン、コブシ、タムシバだとワイワイ。タムシバの名前が出ずにひと問答。野崎観音をぶらりとした後、階段を降りたところで解散としました。お天気にも恵まれ、気持ちのいい山行となりました。頼りないリーダーですが皆さんに助けていただいて無事,事故なく山行を終えることができました。皆さんありがとうございました。

記:S・k                                      初めて行く山で楽しみでした。最初から階段の連続、リーダーが先頭でゆっくり歩いてくれたので助かりました。見晴らしの良い所に出てリーダーが「時間的に早いですが、頂上は混んでいるかもしれないのでここで昼食にします」この判断が良かって、大阪平野から京都方面一望出来る大展望の場所を、私達のパーティーが独り占め、阿部野ハルカスから連なるビル群、大文字山の火床から見た展望の2倍以上のスケール感があり、今迄見た六甲や生駒,信貴山から見た街並みの展望の中で、ここが1番スケール大きくて素晴らしい、夜景はさぞかしきれいだろうなと思う。前は遮る所がなく石を転がしたら、眼下の豆粒みたいな家に当たるのではないかと思う程切れ落ちていて。戦国武将、三好長慶のスケールの大きい山城があって、大阪から京都に、にらみを利かしていたのが良く解る。1番展望の良い場所で座らして貰い、ゆっくり弁当食べてコーヒー飲んで,見飽きない展望を眺めてくつろいでいたら、リーダーが「そろそろ行きませんか」と声かけられたので、後ろ振り向くと、ザック担いで皆さん勢揃いしている「はやっ・・・」頂上に着くと、コンクリート2階建ての展望台があり、上がると景色の説明板がある。展望台を除いて下は景色イマイチ、あちこちでシート広げて昼餉の人がいて、等身大の甲冑姿の銅像も建っている。早春の山は虫も蛇もおらず暑くもなく、歩いていて気持ちが良い。「野崎参りは~屋形船で参る~」という風情を見る楽しみがあって、下山してみるとJR野崎駅の近くに水のない運河が横たわっていて、拍子抜けしました。  

例会報告<女性委員会山行>  菊水ルンゼ 記:M・J    

【山行日】 2021年3月14日(日)

【天 候】 晴れ

【参加者】女性16名 (女性委員2名)右京5名、山科2名  樹の根・1名 、洛中・5名   左京・1名、 計・5労山 16名

コースタイム】鈴蘭台駅(10:05発)~ルンゼ入口(10:50)~尾根道(13:20)~菊水山(13:40~14:00)~鍋蓋山(15:20)~七三峠(15:40)~猩猩池(16:10)~JR元町駅(17:20)

【報告】

鈴蘭台駅から石井ダムに向かって線路に沿って進む。続いて川横の広い舗装路を進む。途中の広場でリーダーから説明があり、2班に分かれて行動することになる。烏原大橋を渡る手前の左側にルンゼの入口がある。山腹の踏み跡を確認しながら進みルンゼの麓に着いた。大きな岩と灌木のガレ場を登って行く。しだいに岩がむきだしになり、水がちょろちょろ流れ、滑りやすい。3点指示で登り超える岩場も。途中3か所でロープを出し安全確保してもらう。リーダーの支持に従い慎重に進んで行く。向かいには妙号岩が眼下にあった。ルンゼ上部はなだらかになり進行方向右手の落ち葉でフワフワした斜面を登ると尾根道に出た。しっかりした尾根道を進んで行くと菊水山に到着した。神戸の景色を楽しみながら少し遅い昼食を取った。城ヶ越で下り、今度は鍋蓋山へ山道を順調に登って行く。鍋蓋山山頂はなだらかで眺めが良い。帰りは七三峠から猩猩池、大師道、諏訪神社と整備された山道をただ黙々と歩いた。JR元町駅で解散となった。

【参加者の一言感】

✿久々の岩。とても楽しかったです。有難うございました。(M)

✿「菊水ルンゼから菊水山」に参加して改めて思ったのは、労山メンバーのザイルテクニックの素晴らしさです。年齢的にルンゼ申込には逡巡しました。でもこれがラストチャンスかと思い切って申し込みました。無事登れたこと、平田さん・新藤さん・辻さん皆様に感謝します。(O)

✿前日の雨もあり、岩が滑りやすく岩登りは、苦労の連続でした。しかし、危険なところは、ロープを使って安全確保をしていただき、安心して登ることができました。山頂からの眺めも良く、とても楽しい山行でした。(N/Y)                       

✿女性委員会の山行は初参加で、右京以外の会員の方と行動するのは新鮮でした。ルンゼのルートで迷うこともありましたが、岩を進んで行こうという声に勇気をもらいました。そして無事に登ることができました。山の楽しさが増えました。いい経験になりました。(M)

         

例会報告 野坂岳~赤坂山テント泊縦走

山行日:3月13日(土)~14日(日)

天 候:13日・雨、14日・晴れ

参加者:女性1名、男性2名、合計3名

コースタイム 13日(土)京都駅6:59発サンダーバード乗車~敦賀7:58分着~タクシー~8:35野坂岳登山口-9:56野坂山稜線・野坂山頂2㎞標識-11:30野坂岳避難小屋・行動食12:20-13:06・P797m-14:00P726三角点-14:40標高790m・テント設営(泊)

14日(日)標高790mテント場8:00-8:55・P886m-9:13・P806m-9:49・P661m-11:20・P756m-11:40・P827m・行動食12:15-12:50三国山山頂13:00-14:00明王ノ禿-14:40赤坂-16:35マキノ高原温泉さらさ湯・下山

【例会報告】

  いや、疲れました。けど、楽しかったです。山行直前に風邪を引いて不参加となった高岩君へ「めっちゃ楽しかった」です。

13日(土)雨:6:59のサンダーバードに乗った京都は曇り空でしたが敦賀につくと雨粒がぴちゃぴちゃと跳ねるような雨に変わっていました。登山口にタクシーで向かい車中でリーダー交代の告げられ山下がリーダーを務めることになりました。登山口では小雨に代わっていましたが止む気配は有りません。他の登山者は誰一人として見られませんでした。小雨降る中、登山口を出発。稜線に上がるまで谷筋をなめるように登り、稜線近くで登山道に雪が残り避けるように登って行きました。「野坂山頂2km」の標識が見えてやっと稜線に乗りました。雨は止むこと無く風も強く感じるようになってきました。ゆっくり先頭を歩く村上さんのお陰でばてることなく足が進みました(後から聞くと前半は調子が上がらずスローペースになったようです)。久しぶりのテント装備に加齢も加わりスローペースで山頂避難小屋まで3時間余りかかりました。避難小屋で出発間際に軽アイゼンを装着しました。小屋の外は小雨でけむり視界が悪く赤坂山へ続く尾根道への入り口がすぐに見つけられず暫くYAMAPと周りの景色を見比べながらやっとのことで尾根筋に通じる尾根道を見つけ誰も踏んでいない尾根道を降りていきました。尾根道は所々で雪をかぶり道筋がはっきりしないところや尾根全体がが白い雪(ザラメ雪)に一面覆われて小枝をよけながらルートを探して歩きました。ザラメ雪の下は時に足元が空洞になってはまり込み立ち往生しました。思った以上にアップ・ダウンが続きルート確認に時間がかかりましたが何とかコース半まで来ることが出来、テントを張ることが出来ました。昼からも雨は止まず西風が強くなりテント設営場所を作るのにも苦労しました。深夜、テントの下では風が吹き荒れるすごい音に冷や汗をかきました。 昼からはがぜん村上さんに元気が戻り道なき道をルートを探す歩きの楽しみが分かったのかいきいきしてました。雨と風と雪が混ざり合った最悪のコンディションだからこそ高岩君もここに居ればもっと楽しんでいたでしょう・・・

14日(日):5時45分起床。朝食を取りながらお湯を作るのに時間がかかり出発は8時になりました。今日は雨も止んで青空が覗いていましたが風は相変わらずすごい音を出しながら駆け抜けていました。テント場からP661mあmで駆け降りたことも有り順調に進みましたがP756mへの登りから時間がかかりました。登りは夏道一面ザラメ雪に覆われトレースは消えて雪の急斜面をジグザクにトラバースの登攀で体力の消耗が激しかったです。三国山手前で行動食を取り三国を越えて一気に赤坂山に駆け上る予定が三国山を越えて明王ノ禿を通るルートが雪で消えてしばし地形図と睨めっこしながらルートを探し明王ノ禿まで1時間を費やしてしまいました。読図山行で時間は取られましたが楽しかったです。赤坂山山頂に出ると空は快晴で遠くまで見渡せましたが風が強く吹いて栗柄峠までの下山道では西風にあおられて体がブレるほどでした。赤坂山山頂付近は強い風で雪は吹き飛ばされ暁がむき出しでしたが下山路はザラメ雪に覆われて足を足られることがしばしばありました。東屋まで降りるとホッとした気持ちになりましたがそこから長い階段道を降りていくのに程ほど疲れました。マキノスキー場跡に降りてさらさの湯バス停について時刻表を見ると10分ほど前にバスが出て次のバスあまで50分程待つことになりました。留守本部に下山報告を入れて縦走テント泊を終了しました。三人三様で疲れた表情でしたが楽しい時間を過ごすことが出来ました。高岩さん「めっちゃ楽しかった」ですよ。