お雑煮ハイク  愛宕山

【日 時】 2020年1月12日(日)

【天 候】 くもり

参加者:女性14名、男性10名、合計25名

【行動記録・感想】

ゆっくり組で登ります。五合目、水尾の分かれ…。落伍者が居たら、ゆっくり組の仲間に入れようと思っていたのに、皆さん順調に登られているようで、誰もこぼれ落ちては居ません。大勢の野球少年とすれ違いました。40丁の石段でお出迎えしてもらい、階段下の休憩所に入りました。溶けて無くなっているかもと心配していたお餅も、顔を見てから煮てもらい、美味しくいただきました。いつものように集合写真を撮って下山開始です。昨年は月輪寺コースが荒れていて通れず、久し振りの下山路です。ゆっくり下っていると三人だけになってしまいました。「私達が居ないこと、気付いてるかな」と言っているうちに、いきなり足がつってしまい、座り込んでしまいました。通りかかった団体さんが、「どうしたの?」「足つったの?」「これ飲んだら?」とツムラの薬を置いていってくれました。Nさんが、「いつもMさんにしてもらっているから」とポットのお湯を出してくれ、ツムラをのみ、アミノバイタルをのみ、「はい、塩も」と手のひらにのせてくれました。足にベルトを巻き、完成(!?)ますます遅れました。月輪寺通過…誰も居ない…「えーっ、バス停で待っててくれてるやろか」……。いつも、下りの時に休憩する場所に居てくれました。やっと会えた。お待たせしました。登りも下りも待たせてばかりですみませんでした。林道に下りたところで解散しました。聞けば早い組とゆっくり組では1時間の差があったようです。心配していた雨も降らず、助かりました。材料をボッカしていただき、お雑煮の世話、後片付け、有難うございました。昨年のお雑煮ハイクの感想文に、「足をつらすこと無く、愛宕山に登れるだけの体力をつけようやないか」と書いた私。今年足がつったのは私一人でした。トホホの愛宕山でし。               記:T/M

新春野点ハイク・大文字山

日時;2020年1月5日(日曜日)   天気;曇り一時霰

コースタイム;

蹴上(10:00)~南禅寺登山口(10:40)~林道(昼食・野点) (12:15~13:05)~山頂(10:05)~火床(13:55)~銀閣寺下山(14:40)

参加者:女性15名、府男性7名、一般16名、合計38名

あいにくの曇り空の下参加者全員集合。一般の方の参加が多く2班に分け出発しました。南禅寺の境内を抜け、奥の院からは登山道でぬかるんだ道をゆっくり進む。七福思案所で小休憩のあと進みましたが、登山道の横に在った倒木も片付いていました。途中で山科の展望の開ける所を通り、なだらかな縦走路を歩き、倒木跡の激しい急斜面を登ると林道と交差する場所に出ます。いつもの林道で昼食と野点としました。御菓子を切り分け、お茶を点てはじめる頃から霰が降り出し、バタバタと例年通り侘びも寂びも無い慌ただしいお茶会となりました。何十個と抹茶茶碗が並び、茶杓も茶筅も複数あり、ドンドンお茶を点てて行きます。Nさん差し入れのケーキも美味しくいただいたあと、後片づけをして霰か小雨の止んだ道を山頂に向け出発しました。山頂は曇り空でしたが見晴は良く、京の街をのんびり眺めてから滑りやすい道を足元に注意しながら火床に向かいました。火床でゆっくり新春の京都の街を眺めた後下山しました。下山は一般の方が多いので安全第一、正規の階段の道を降りました。銀閣寺側の登山口の小さな橋を渡り、少し広くなった所で解散しました。会員外の参加が多くゆっくり、安全第一のコースで歩きましたが、肝心のお茶会はアラレか小雨に邪魔されてしまい残念でした。それでも留学生の方々が楽しかったと言ってくださりホッとしました。今年も安全に楽しい山行を続けましょう。

記・田尻

桟敷岳報告

日時  12月22日(日)

参加者  女性6名、男性5名、一般1名、合計12名

コースタイム  岩谷橋8:40~分岐9:03~稜線10:00~岩茸山分岐10:15    ~合流点10:35~都眺めの石11:00~桟敷岳山頂(11:10~11:40)~岩茸山分岐12:00~岩茸山12:05~合流点12:20稜線分岐12:45~薬師峠13:00~大森サンバレー13:30

年末恒例の桟敷岳&大森鍋です。大森サンバレーのバスで岩屋橋に到着、林道を歩いて橋の手前の西谷分岐で右に入ります。林道ですが倒木が幾つか有り、くぐったり、跨いだりして林道終点まで歩きます。終点から渡渉して対岸の尾根を登ります。始めは谷に沿って歩きますが、直ぐに植林に入ります。急登を登ると稜線が見えてきて薬師峠に連なる尾根に上がります。このコースのしんどい所はここまでです。岩茸山分岐まで尾根を登り、行きは岩茸山を上らずに右手のトラバース道を進みますが道幅が狭くて意外と気を使います。道なりに進み、岩茸山からの道に合流。そのまま進み尾根の左側に回ると反射板が有り、去年はこの辺りで雪が有りましたが、都眺めの石、鉄塔と見ながら桟敷岳山頂に着きました。まだ11時だけど下山したら大森鍋が待っているので早い目に昼食を取ります。帰りは反射板から直ぐの岩茸山分岐で岩茸山に進みます。岩茸山の下山は急ですが、狭い道をトラバースするよりも楽に思えます.何よりも尾根道で短縮なので早く降りることができます。ここまで降りたら気持ちは大森鍋に行っています。でも薬師峠から結構長く思えました。大森サンバレーでは送迎(朝は8時半に四条大宮、今回は無理を言って8時にしてもらいました。岩屋橋まで)すき焼き風猪鍋5500円、大森鍋4000円です。帰りも四条大宮まで送ってくれます                              

例会報告 播磨アルプス 高御位山(304m)  

                             記:K/S

【山行日】 2019年12月15日(日)

【天候】 晴れ 

参加者】 CL(K),女性5名、男性3名、合計8名

コースタイム】JR曽根駅 9:20~豆先登山口9:40~大平山10:11~地徳山10:39~鷹の巣山12:21~高御位山13:22~小高御位山14:55~登山口15:35~曽根駅16:06

ピークの岩場にて

播磨アルプスの高御位山は標高は304mの低山ですが岩場が幾つもあって、ぐるっと馬蹄形に稜線を一回りして歩くルートの展望は姫路市街や麓の街並みに加え、瀬戸内海の島も見えて空きのこないコースで有名です。ただ幾つもアップダウンがあり体力も求められます。今回のコース出発の曽根駅は、姫路の手前の駅で交通費もかかるので18切符を使ってリーズナブルにあつまりました。鹿島神社までバスを使うのが一般的らしいのですが、今回はすべて歩きで一周をめざします。登山口は豆﨑登山口という住宅地のなかで、民家の間から少し分かりにくいところでしたが標識もありました。いきなりの急坂を登り始めると今度はいきなり大きな岩場が出てきます。春に通った時はしっかり登れた岩場でしたが、今回は枯葉だらけで、それもかたくてよく滑るクヌギの枯葉が一枚岩をすっぽり覆う積もり方で、登るのに苦労しました。傾斜もきつく枯葉が何重にも積もっていて足元が滑る滑る、一枚岩で持つところもなく悪戦苦闘で何とか制覇。予想外でした。登り始めだったので「こんな道が続くのですか?」と問うメンバーでした。

急登を登ったおかげで一気に高台に出て展望も開け、鹿島神社や麓の田園、瀬戸内海も見えるので一同休憩毎に余裕で景色を楽しみ、少しのアップダウンには負けません。コースで一番の岩場と言っていた播磨アルプスで有名な百間岩の登り始めの展望台には11時に到着。ここからがお楽しみ?の一枚岩の巨大岩石を登ります。登り始めの岩場と違って枯葉もなく、しっかり足場もとれ登りやすいので、ぐんぐん登れます。しかし長丁場の岩場なのでピークに向けて先に行く人、慎重に行く人との差が開きはじめ、ピークの鉄塔で合流したのは11時40分になりました。天気は快晴、展望も良くゆっくり岩場登りの時間を楽しみましたが。お腹もすいてきたとの声もあって予定より早めに適当な休憩場所を探します。何度かアップダウンを繰り返し登りかえし、鷹ノ巣山のピークに到着、限界なので(笑)お昼にしました。ここは見晴らしも良くお昼休憩にぴったりで、姫路市街の街並みや曽根の町並み、田園、瀬戸内海がメンバーの座る場所のどこでも眼下に広がり、気持ちよく、美味しくお昼休憩が出来ました。

「気持ちがええ~」「いつまでもいたいな」の誘惑に負けず、しっかりエネルギーを蓄えたので稜線の先に見える高御位をめざします。稜線の先の高御位頂上は、なぜかすっきり間近に見え建物も見えるので「あと30分ぐらいかな」「景色が見る角度で変わってきて面白いですね」など励ましながら歩きますが、その後にはそれなりのピークが幾つもあって、何度も何度もアップダウン、下りと登り返しがあり中々頂上は近づきません。さすがに登りの返しのたびにペースが落ちてきます。「あと15分くらいかな」と話していたら、途中で標識を見ると期待の数字には程遠い高御位まで45分。「リーダーの言葉が信じられない」と冗談も交えながら仲良く頂上を目指しました。アップダウンはありますが展望の良い登山道を歩いて高御位頂上に13時25分到着。多くの登山者がおられてにぎやかで神社やベンチもトイレもあって一息つけます。これまでの苦労が報われるような最高の展望で疲れも和らぎました。頂上までいくつも登りのコースもあり神社には家族連れも参拝もされています。が、南側は切り立った岩峰で、立つだけでもビビりそうになる頂上です。当日は何とクライミングの練習をしているグループもいて、中々面白く、暫く興味津々見ていました。一番のピークの岩場で集合写真を撮って下りに向いました。

初級登山学校実技4 アイゼントレーニング・白坂

                      記:N・H

山行日:2019/12/08(日)

天 候:晴れ

初級登山学校 実技 アイゼンワーク(比良山系・白坂)に行ってきました。朝から天候が優れませんでしたが集合場所であるJR高島駅に着くころには既に回復し一日良い天気の中での実技でした。たかが砂地の斜面だと思っていましたが、アイゼンを装着した途端様相はがらりと変わり、早朝のカリカリに凍ったアイスバーンをよく再現していると感じました。

まず最初にアイゼンを装着せずに坂の登り下りを繰り返し練習しました。フラットフッティングの練習です。一歩一歩ソールの全ての面を使い滑らないよう慎重に歩きます。登りは踵から着地しないよう、また後ろに蹴り上げないよう気を付けて歩きます。下りで踵から着地しないように歩くのは登りよりも難しいのは経験的に分かっていたのですが、雪山での歩き方の基礎なので時間を十分にかけて練習しました。また体の重心がソールから外れないよう気を付けて歩きます。30分毎に小休憩を挟みながらいよいよアイゼン装着です。12本全ての爪を同時に着地するよう心掛けながら登り、下り、トラバースを何度も何度も繰り返します。足の運び方、足の置き方、足の向きなど途中講師の方からアドバイスをもらいながら歩き続けました。フラットフッティングができないほどの急斜面では、アイゼンの前爪を勢いよく斜面に突き刺し(キックステップ)突き刺した穴を足場にして登ります。納得のいく足場が得られない場合は更に強く蹴り込み、ピッケルを斜面に打ち付けながら登っていきました。

想定しているのは雪の高山、アイゼンの爪も容易に刺さらないバーンです。未知の領域です。知らなかった冬山の歩き方を沢山教えていただきました。事故のリスクをでき得る限りゼロに近づけるための知識とスキルアップの重要性と、基本がいかに大事であるか再認識しました。これらを自分のものにするには更なる練習と経験が必要です。近くの山々もそろそろ白くなってきました。復習を兼ねて実践できる日も近いです。山の楽しみがまた増えました。