「例会報告」山本山から賤ヶ岳縦走 記N・Y

【山行日】 2022年11月27日(日)

【天 候】 晴れ

【参加者】女性13名、男子3名、計16名

【コースタイム】朝日山登山口9:15~山本山山頂9:50~10:05~熊野越10:37~西野峠(分岐)11:10~12:00~西野山12:45~湖北丸山13:24~賤ケ岳山頂14:15~14:45~賤ケ岳登山口15:20~大音(オオト)バス停15:56~16:20JR「近江塩津」駅着・解散

【山行報告】 心配したお天気もよく、楽しい山行を期待しつつ、外がまだ真っ暗な時間に家を出発です。JR「河毛」駅からタクシーで朝日山神社へ。今日は朝日山登山口から山本山に登ります。

常楽寺の石仏

急な階段登りで始まり、やや急な登山道を登り、山本氏の祈願寺であったと伝えられる「常楽寺」へ、かわいい?石仏がたくさんあります。石の鳥居下の門扉を通って急坂を進みます。しばらくすると大きな「忠魂碑」があり、衣服調整を兼ねて小休止。はるか向こうに霊仙山や御池岳などが見えます。登山道を進んで行くと、「山頂までアト15分」の標識が見えて少し元気が出ました。山本山城遺跡」の説明板を見ながら山頂へと登っていきます。

山頂の「二の丸跡」からは竹生島や「尾上漁港」が見えます。山頂からの景色を楽しんだ後、「本丸跡」を通って熊野越~西野峠(分岐)を目指します。

途中、「古保利古墳群 F-1号墳(旭山古墳)」説明板から古墳群の始まりです。縦走路脇に説明板と130基以上の古墳が見られます。度々の氾濫被害を軽減するために掘られた人工の隊道放水路(西野水道)の上を山本山山頂(三角点)にて  通って西野峠(分岐)へ。

山本山山頂三角点」

分岐の丸太階段を上がると「古保利古墳群」の大きな説明板がある広いスペースで昼食タイムです。おぜんざいをいただいて、午後の活動 に向けて元気が出ました。

青空の陽射しに輝く紅(貴)葉と青葉

午後からは西野山、湖北丸山のピークを経て賤ケ岳山頂へ向かいます。アップダウンはあるものの気持ちの良い稜線歩きです。たくさんのトレランの人たちとすれ違いました。ゼッケン等を着けておられないので、「大会が近いので練習かな」と話しながら道を譲ります。紅葉には少し遅いかと思っていましたが、黄色やオレンジ、赤色に染まったきれいな紅葉を楽しむことができました。また、歩いていると落ち葉のカサカサいう音とフワフワした感触がいい気持ち です。湖北丸山のピークを過ぎると東側に琵琶湖の湖面がキラキラと光っている様子が見えました。山梨子分岐からが古戦場駅リフト乗り場までの最後の急な登りです。

賤ケ岳山頂まであと一息。途中で足が攣った人がおられたので、お二人の方にしばらく休んで落ち着かれたら様子を見ながらゆっくりと来ていただくようお願いして、二グループに分かれて行動しました。幸い、たいしたことなく山頂まで無事登ってこられました。今回は、携帯電話

が通じ状況確認ができたのでよかったです。全員山本山~賤ケ岳縦走路完歩です。 山頂から見える山本山からの縦走路を見てよく頑張ったなと思いました。青空の下で太陽に輝く琵琶湖の湖面や余呉湖、山麓の集落と田園風景など素晴らしい景色をゆっくりと楽しんで賤ケ岳駐車場まで下山です。

賤ヶ岳山頂か山本山からの縦走路

山頂からリフト乗り場を通り、整備された登山道を各自のペースで下山しました。全員、無事に下山することができ「近江塩津駅」で解散しました。

余呉湖をバックにハイ・チーズ

お天気に恵まれて暖かく、楽しい山行になりました。初めてのリーダー、足りないところは多々あったと思いますが、「楽しかった」と言っていただいたときはうれしかったです。参加のみなさんありがとうございました。

【例会報告】長等山テラス~大文字山 記K・S

【山行日】 2022年11月10日(木))

【天 候】 晴れ

【参加者】女性2名、男性2名、計4名

【コースタイム】 JR大津京9:00発~長等山テラス9:55~長等山三角点10:10~ 如意ヶ嶽11:05(昼食休憩40分)11:40発~大文字山三角点12:15(20分休憩~幻の滝12:55~中尾の滝13:10~東日本震災鎮魂碑前13:55~月待山14:15~大文字登山口14:25銀閣寺道で解散

【山行報告】今回はいつもの京都から大津にむかう逆向きで、大津側の皇子山公園から出発。公園の木々も少し色づきメタセコイヤは黄金色に染まっている。長尾神社への長い階段を日差しを受けながら登るので神社に着く頃には汗も出て皆さん衣服調整ですっかり薄着になった。

「こんな急坂やったかな」といいながら逆歩きは景色も新鮮で面白い。軽快な足取りのSLのKさんのペースもよく、長等山テラスに楽々10時前に到着。テラスからは遠くは霞んでいたが、大津市街や琵琶湖はそれなりに見え、展望はまずまずだ。ちょうどベンチに同年代位の?女性が休憩中で声をかけると地元の方で散歩コースとのことだった。山歩きの話など気さくに話が出来て写真も撮ってもらい、ゆっくり休憩をとる。

長等テラスから大津市街

三角点でまたお会いし、今年の春から登り始めて50回くらい登っているとのことだ。三角点に設置のノートを広げながら1000回を超えるつわものもおられると話されていた。元気をもらえた。

眺めは最高!気分も最高!

三角点から大文字までは登り基調で、アップダウンの繰り返しで距離もある。まず如意ヶ岳に向かう。、アップダウンの繰り返しで距離もある。まず如意ヶ岳に向かう。    途中の灰谷園庭跡付近の紅葉が始まっていたので写真に収めて、その後はガードレールくぐりのコースに登らず、そのまま細い如意越道を西へ進み、地理院地図で示されている、急斜面登山道を登る。

紅葉が始まった灰谷園庭跡

下りには使いたくない急坂だが、いつもの大津市や琵琶湖が見えるポイントに出て気持ち良い。その後少し舗装路の坂道を登るといつもの如意ヶ岳の広場に到着する。

貸し切りの如意ヶ岳東広場

青空の下、誰もいない広場でほっこりしながら昼食をとる。広場を独り占めならぬ4人占めだ。時折吹く風が心地よい。あっという間に至福の時間が流れた。リフレッシュ出来た後は途中雨社に立ち寄り湧水を確かめ、大文字三角点に向かう。

三角点は予想通り次々と登ってくる登山者でいっぱいだ。どこかの山岳会の方たちがケーナを吹いておられて拍手もされて盛り上がっている。にぎやかな三角点だ。常連の年配の方達のグループも座っておられて交流の場になっている様だった。

三角点は交流の場に

この間三角点に様々な個性的な「大文字」の私設看板?が掛けられていたが、スッキリなくなっているなと思っていたら、朽ちている立木ではあるが、なんと直接ペンキで「大文字」と複数の木に書かれていたのには驚いた。観光で来られる方も多いところだから、そろそろ公的な掲示があっても良いのではないか、と思いながら、早々に三角点から幻の滝にむかった。

岩が崩落した中尾の滝

幻の滝の辺りは毎年紅葉が綺麗だが今回はまだ早く、続いて中尾の滝に向かう。滝への沢筋の登山道が荒れている。この夏の豪雨でだろう、花崗岩質の登山道がいたるところで崩落し、倒木だらけだ。中尾の滝の辺りも岩が崩れ随分雰囲気が変わっていた。ただ中尾の滝付近は例年通り早めに紅葉が始まっていて、色づき始めた木々の葉が陽に照らされて、今日一番の紅葉が見られた。

紅葉がまぶしい中尾の滝横

ここ数年大文字山は、熊山や鹿山などが有名になり、網の目の様に道があるので、今回は一番近道を使って下ることにした。ちょうど表道に下りる手前の砂防ダム横でびっくり!巨大キノコの群生に遭遇。後ろから来られた常連さん?曰く3日前にはなかったとのこと。もちろん食べられないが見事なキノコで盛り上がる。

その後、まだ時間もあるので京都府連盟が寄付を募って先日建て直しがされた「東日本大震災鎮魂・復興祈願碑」へ向かうことにする。諸事情で、まだ鎮魂碑の序幕は出来てなかったが、未曽有の被害、犠牲者があった震災のことや、今も4万人近くの被災者が避難生活をされていること、福島原発事故、復興支援について考えさせられる機会となった。

建立半ばの鎮魂碑
山中の道しるべ

帰りは少し紅葉の始まった月待山頂上に寄って、午後2時半に銀閣寺道に下りてきて解散した。今回はKさんにSLをお願いしました。気持ちよく歩けました。お疲れ様でした。

堰堤近くに生えていたキノコ群
キノコの拡大

【例会報告】Uターン京トレ⑤ 二ノ瀬~戸寺 記Y・T

【山行日】11月6日(日)

【天 候】晴れ

【参加者】女性8名、男性2名、計10名

【コースタイム】叡電出町柳8:30~9:00叡電二ノ瀬~9:30貴船口~9:50鞍馬駅10:00~    10:40竜王岳10:50~11:50静原神社12:30~13:30江文峠~14:00 戸寺(解散)

【山行報告】

出発前の一同

快晴のもと二ノ瀬から歩き始める。北山の紅葉は少しずつ色つき初めていて気持ちちの良い山行になりました。叡電貴船口から鞍馬駅まで車道の端を一列で歩いているが気持ちよい山行でついおしゃべりが弾んで横2列、3列になる時があり後ろから走ってくる車に注意を払う。鞍馬駅を過ぎて薬王坂にかかる。途中右折して竜王岳に立ち寄る。

元禄14年の仏塔を囲んで・竜王岳山頂

この山は前回の京都トレールで初めて登った所で登り切ると正面に「鞍馬寺五重塔」がくっきりと姿を現すとても眺めの良い所です。個々で新たな発見です。集合写真で撮った仏塔には「元禄十四年」の銘が刻まれていました。坂本さんに調べれてもらうと「元禄十五年は赤穂浪士の仇討ち・1702年になります」と元禄十四年は西暦1701年で300年前建立された事がわかり感無量でした。

竜王岳を後にして薬王坂を駆け下りると静原の郷に降りる。前から続々と京都トレイルを歩いてくる人達とすれ違う。同じく静原の郷で「自由にお持ち帰り下さい」と書かれた段ボール箱に箱いっぱいの野菜が積まれていて「好きなだけお持ち帰り下さい」と書かれた張り紙を見てメンバーは両手いっぱいに野菜を手にして喜んでいました。静原神社で昼食を取り次の関門の「瓢箪崩山登山口分岐」に向けて歩みを進める。昼食後で穏やかな陽気の包まれて足取りが重いです。

自由に持ち帰り下さい(静原の郷にて)・ハヤトウリ

登山口分岐に着くとチェーンが巻かれて「私有地に着き立ち入り禁止」の張り紙。この時期はまつたけ山になるのか今まで自由に出入りできたところが通れなくなり仕方なく予定より遙かに早い時間に江文峠を下りて戸寺に到着。大原の長閑な田園風景をバックに写真を撮り解散しました。次回「戸寺~水飲対陣跡碑」が最大の難所です。

大原の郷を背景に

 

個人山行報告 日本100名山第81座目金峰山2599m  第82座目瑞牆山2230m  記K・A

【山行日】11月3日(木)同日登山いたしました 

【山行報告】瑞牆山荘100mの駐車場に前泊いたしました。焼酎を飲んで早々に寝ましたが最高にいい季節の休日のため深夜から車の出入りが激しく、一旦目が覚めるととても寝付ける状況では無く、1時30分起床を決断しました、2時準備を整え出発しました。事前に登山口を確認していなかったので少々手間取りましたが、瑞牆山荘前に登山口を示す標識があり無事登山道に侵入できました。熊注意の看板が気になり2~3分おきに笛を吹きながら金峰山を目指しました。

高速を走っていましたら周りの山の頂上付近がすっかり真っ白になっているのを見てアイゼンを準備するのを忘れていたことに気が付きました。仕方なく諏訪湖のSAで北斗市近辺の登山用品店を検索して電話を掛けました。結局予定のICより20kmも余分に走って甲府市のエルクという登山用品店でモンベルの軽量チェーンアイゼンを購入してまた高速を同様に戻って瑞牆山荘近くの駐車場に向かいました。

山頂手前では岩肌に氷がへばりついて、とてもアイゼン無しでは危険すぎる状況でした。07:00頂上到着、おそらくすぐ近くの山荘に宿泊していた方3名直後に登ってこられましたので証拠写真の撮影をお願いしました。

瑞牆山頂上から見た金峰山

次に同日瑞牆山も登るつもりでしたので、早々に下山開始。09:50富士見平小屋そこから瑞牆山をめざしました、金峰山とは大違いで物凄い人です時間も時間なので早朝に登った人が次々に下山してきますこれから登る人も半端ない人数瑞牆山―超人気です。

金峰山頂上からの眺めです。西のです、何山でしょうか?
11:30  瑞牆山山頂到着、ものすごい人です。

金峰山では周りの景色を楽しむ余裕がありませんでしたが、こちらではゆっくりと昼ご飯も食べて眺めを堪能しました。

富士山もとても大きく感じました、13:10駐車場に下山完了しました。近くに増冨温泉がありましたので汗を流してから帰宅しました、なかなか素晴らしい温泉でした。

富士見平小屋付近から見た 瑞牆山

【例会報告】紅葉の武奈ヶ岳  記K・S

【山行日】 2022年11月3日(木・祝)) 

【天候】 晴れ 

参加者】 女性5名、男性2名、計7名

【コースタイム】坊村8:25発~御殿山10:45~ワサビ峠10:55~    武奈ヶ岳山頂11:30(昼休憩40分)12:10発~ワサビ峠12:40~御殿山12:45~坊村14:50着・解散

【山行報告】 紅葉を楽しみに武奈ヶ岳へ。紅葉シーズンの祝日、早めに到着の午前8時すぎでも坊村駐車場は8割近くは埋まっていました。坊村の標高は300m余りあり、市内より気温は低くて7度表示。ほぼ快晴でこれから登る御殿山コースの山々は色づき始めているので楽しみのスタートです。

見事な青空と紅葉

明王院横の登山口からの急登はきつく、何度か休憩を挟みながらスギの人工林に囲まれたつづら折れ道をもくもくと登ります。一時間ほど急斜面を登り、いったん急坂は終わって一息ついてからは、幅の狭いトラバースの斜面を登ります。急斜面を経て845mピークに近づく頃にはブナ林に変わり、黄色く色づいた葉っぱと快晴の青空、楓の赤も混ざって一気に武奈ヶ岳の秋を感じさせてくれます。

黄金色ブナ林、みんなの笑顔がいいですね!

見事な紅葉でところどころで撮影タイムを取りますが、ペース配分も良く御殿山には10時45分到着。武奈ヶ岳頂上もはっきり見え、西南稜へのピークや周りの山々は見事に色づき、グラデーションの様な紅葉の景色が目に飛び込んできます。ワサビ峠まで一旦急斜面を下りますが、西南稜への登り返しを過ぎると真っ青な空と紅葉のコントラストが見事でした。

武奈ヶ岳山頂が見えてきました!
山頂が待っている、雲海と大勢の人も待っている!

西南陵からは頂上付近を大勢の登山者が歩いているのが見えます。山頂から下りてくる人も増えてきて何人もの人から「琵琶湖が雲海に包まれていてすごいですよ」と教えてくれます。濃霧がかかっている琵琶湖?ってどんなのかな、と思いながら最後の稜線を一気に登り11時半に山頂到着。

雲海に包まれた琵琶湖

頂上で見えたのが、なんと琵琶湖が北か南まで全部雲の海、空は晴れているのに湖面は一面雲でわれている。見事な雲海!流石に何十年、何十回も登ってきたけど初めて見る景色です。参加メンバーの皆さんも大感激状態でした。

山に登って嬉しいのは何よりも天気が良いのが一番と思いますが、今回の武奈ヶ岳、快晴の元、紅葉だけでなく、琵琶湖の雲海も見られて大満足。頂上は大勢の登山者でしたが、風もなく頂上のどこでも休憩場所が確保できて、私たちも特等席を見つけて雲海を眺めながらゆっくり昼食休憩がとれて、武奈ヶ岳頂上からの感動の景色を満喫できました。

武奈ヶ岳(1214m)登頂!

下りの時間には日差しの角度も変わり、午前中とはまた違う紅葉の輝きを見ながら気持ちよく下って坊村には14:50分到着し解散しました。登り、下りの先頭をMSさん、MJさん、MAさんにお願いしました。急斜面なども絶妙のスピード加減で歩いてもらい無事山行を終えられました。皆さんありがとうございました。

武奈ヶ岳 感想」:U・N

晴天に恵まれ穏やかな秋空の中、初めての武奈ヶ岳に臨みました。 始めに長い急斜面が続くと聞いていたので不安もありましたが、木々の合間から見える景色に癒されながら頂上に辿り着くと、下に見えるはずの琵琶湖が一面の雲海に覆われていて、とても幻想的で感動でした。  彩付き始めた紅葉と、雲海を眺めながらの昼食は初めての体験でした。

「武奈ヶ岳 感想」: S・M

西南稜から見た武奈ヶ岳

 初めての武奈ヶ岳山行きでした。登り始めはかなりな急登との事で、覚悟をしていましたが、ゆっくりなペースで歩いてくださったので、バテる事なくその後のアップダウンでも、ついて行くことが出来ました。天気は快晴、途中の山々の紅葉と青空とのコントラストが素晴らしいものでした。そして、人生で初めて、山の上からの雲海を見ることが出来ました。スマホの写真ではあの見事な景色は撮りこむことが出来ませんでしたが、この目にしっかりと焼き付けました。頑張って登れたご褒美でしょうか。