〈ゆっくり例会報告〉福井県南条・杣山例会(492m)      記 Y・A

【山行日】 2022年7月17日(日)

【天 候】 曇り後晴れ

【参加者】 男性2名、女性11名 計13名                 

【コースタイム】四条大宮(7:30発)=安曇川道の駅(9:15)~花はす公園駐車場(10:35~50)~登山開始(10:50)~第2登山口(11:05)~休憩(11:45~50)~殿池・昼食(12:15~13:00)~杣山山頂(13:30)~花はす公園駐車場  (14:45)~杣山温泉~帰路へ(16:00)

【山行報告】7月中旬頃は梅雨の戻りで天気の不安定が続き、降水確率が毎日50%を超えていました。有難いことに17日の朝は天気が回復してきて、曇りの予報でした。途中の道では雨が降っている時がありましたが、高速道路の今庄トンネルを抜けると南条の町は晴れていました。

今から8年前(2014年)の7月に「杣山例会」を実行したのですが、京都は良い天気なのに北陸・敦賀辺りから雨がきつく降っていてやみそうにありませんでした。そのため、杣山に登ることはあきらめて、温泉に入り、花蓮を鑑賞して、そばを食べ、買い物ツワーになってしまったことがありました。杣山は低山ながら南北朝の新田義貞の山城址があり、見所もあるのでまた例会に出来たらいいなと思っていました。今回8年目のリベンジ山行ができ少しほっとしています。

集合写真

花はす公園の駐車場から植林地の遊歩道を歩いていくと、第2登山口に出ます。ここから先の歩道が最近整備されてきれいになっていました。昨年登った道と違っているのでちょっと戸惑いましたが、「歴史の道」という標示を信じて前に進みました。獣除けの柵の前まで来ると以前のような草道の登山道になりました。ここから山頂までの道は、「山城を巡る道~姫穴コース・・・」になっていて、姫穴や殿池があり、史跡の説明の石碑もあります。途中の滑りやすい岩場の細い道には鎖も張られていました。風もなく蒸し暑いこともありなかなかペースが上がりません。低山でも結構しんどい山だなと思っていました。

登山開始時刻が遅かったこともあり、西御殿跡の手前の殿池の所で12時15分でした。山頂まではもう少し歩かないといけないので、ここで昼食タイムにしました。水辺なのでカエルや蛇もいましたがヒルはいませんでした。ゆっくり昼食タイムをとりました。昼食後さらに少し歩くと杣山の稜線に出ました。そこにあるうちかけ岩や堀切などの史跡を越えていけば山頂になるはずでした。先頭を歩いていた私は、うっかりしてトラバース道を歩き下っていました。おかしいことに気づき、Oさんにヤマップで調べてもらうと山頂を踏まない道を歩いていることが分かりました。皆さんにバックしてもらい少し小高い場所に登ると、広い杣山山頂に出ました。ここは本丸跡で、方位盤があり麓の景色も望めます。少し焦っていた私は、集合写真を急いで撮ると、休憩もあまりしないですぐに下山を開始しました。水分補給や休憩をするべきだったと後から反省しました。

第2登山口から見える杣山の山容
鎖が張られている登山道
殿池・・昔は飲料水として利用

ここからの下山道は全般が急坂です。急な岩場の斜面には鉄製の梯子が垂直に2本かかっています。1本は短いですが、もう1本は長いです。安全のためI.Hさんが全員降りるまで見守ってくれました。全員無事に梯子を降りるのを確かめてから、休憩・水分補給をしてもらうことができました。さらに下山道は急坂でずっと階段が続いています。午後なので道は乾いていて滑りにくかったので助かりました。階段がない所に鉄くいが何本も残っているので気を付けないといけません。鉄くいには赤いテープが巻いてあり、一応対策はしてあるようです。長い階段をやっと下りると標識があり、そこから散策路を歩いていくと杣山温泉や花はす公園に出ます。

花はす公園一面の蓮
花はす公園一面の蓮

花はす公園には観光客はたくさん来ていていましたが、杣山の登山道では、誰にも会いませんでした。自分達はこんな真夏の暑い時に山登りしていて、少し普通ではないのかなと思ったりしました下山した人から温泉に行き、汗を流してもらいました。時間があればもっとゆっくり温泉を楽しめたのですが、皆さん急いで入浴されていました。いろいろご協力有難うございます。少し休んで、それぞれの車に乗り込み京都に戻りました。日曜日ということでやはり161号線は大渋滞になり予定より随分と遅く京都に着きました。皆さん、本当に長時間お疲れ様でした。

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