「個人山行報告】北アルプス・白馬岳

【山行日】8月12日(土)~15日(火)

【天 候】12日:晴れ、13日:麓晴れ、稜線小屋・ガス

     14日:小雨後一時晴れ、後雨

     15日:曇

【参加者】女性2名、男性1名、計3名

【コースタイム】

12日:9:00京都発~途中越~湖西道路~北陸道敦賀IC~糸魚川IC~松本街道・JR白馬~五竜スキー場駐車場(テント泊)

13日:7:00五竜―タクシー7:30猿倉~8:50白馬尻小屋~10:00雪渓に入る~11:00雪渓を出る~13:00岩室跡~15:25白馬岳頂上山荘~16:00白馬山荘(泊)

15日:5:50白馬鑓温泉小屋~6:40杓子沢~8:30小日向コル~10:00白馬鑓小屋分岐~10:20猿倉登山口―タクシー10:50五竜駐車場―中央道・名神高速東IC―17:00京都着

【山行報告】

12日(土):お盆の帰省と台風の進路を両目に見ながら予定より時間を早めて京都を出発。途中越から名神栗東に乗る予定をナビが「敦賀から北陸道へ」誘導していたので中央道を目指さず北陸道に切り替え一路敦賀へ。敦賀から北陸道に乗れば渋滞もなくスムーズに糸魚川まで。糸魚川で高速を降りて白馬に向けて「松本街道」を南下。相当前の荒れた松本街道が綺麗に整備され車の流れも良く予定より白馬に早く到着したことで夕食の前に温泉へ。一汗流し余裕でテントを張って夕食を取る。

13日(日):朝7時にタクシーを手配、五竜テレキャビン前から猿倉へ。途中、タクシー運転手さんより「最近の雪渓はどんどん溶けていまでは1時間ほどしか歩か無いそうです」と乗せた登山者の方の話を聞かせてもらい「ちょっと興ざめ」。予定通り7時30分に入山。雪渓目指してひたすら歩く。台風のせいか白馬尻小屋雨の広場では登山者はまばら。小屋前からは雪渓の端が見えずゴーゴーと音を立てて水が流れていた。雪渓に入る登山口まで延々と 歩く。

大雪渓入り口

以前の記憶では小屋からわずかな距離で雪渓に入った気がしていたのレ道を登って行くのに疲れました。暫く歩くと雪渓が右手に見えてきましたが雪渓に入る人は居ませんでした。程なく歩くとちょうど良いポイントを見つけたので軽アイゼン(チェーン)をつけて入渓。

雪渓の上で

いベンガラを目標に登っていく。入渓した頃からガスが降りてきて視界が効かない。ひたすらベンガラを目印に歩くと先の方にぼんやりと尾根が見えたので近づくとそこが雪渓の終点でした。わずか1時間ほどの雪渓歩きです。大雪渓は偽りですね・・・

葱平よりはるか手前で雪渓から尾根に上がり「岩室跡」目指してガレた道を登る。最大の難所で相当時間がかかりました。途中でパトロールの二人組と出会い「頑張って下さい」と励ましの言葉とアミノバイタルをいただいて気合いを入れて稜線の「頂上宿舎」目指した。雪渓はガスに包まれていたのが岩室跡辺りはガスも取れて日が射してきたが稜線に上がると再度ガスに包まれ風も出てきて白馬山荘まで少し時間がかかった。白馬山荘では6人部屋を3人で使用、余裕でゆっくり寝ることが出来ました。

14日(月):朝食は5時30に済ませたが外はガスで霧雨。身支度を調えたがガスが晴れるのを待つ為、山荘ご自慢の「スカイプラザ白馬」でティータイム。しゃべりをしながら気長に待っていると外が明るくなり小雨もやんだので「白馬岳」目指してゴー。山頂でゆるりと時間を過ごし、のんびりと丸山・杓子岳・白馬鑓ヶ岳を目指す。

白馬山荘前
白馬山頂

遙か彼方に「剣岳」が見えてルンルンで稜線を歩いているとどんどんガスが湧いてきて「丸山」からはカッパを着込んで小雨の中をひたすら歩く。コマクサを見つけて喜んでいると杓子岳手前で雷鳥に遭遇。そっと近寄って写真をパチリ。杓子岳を過ぎて白馬鑓ヶ岳の登りで「親子連れの雷鳥(5羽のヒナ)」とまた出会う。周りの景色はガスで何も見えない中、雷鳥に会えただけで疲れがどこかに飛んで行きました。

白馬下山路・遙か彼方に剣岳

白馬鑓ヶ岳からひたすら降りる。先頭の駒井さんのピッチも快調で雨に吹かれながらあっと言うまに鑓小屋分岐に到着。ここから急激な下り。ヤマップではこの後、「コマクサの群生」と書かれていたが雨で視界が効かない。足下を中心に周りを眺めていると不意に「コマクサ」を見つけ顔を上げると確かに群生が目に入る。しかし小雨の中、立ち止まるのも躊躇、携帯を取り出すことなく通過。出会う人も居ない静かな山道。かなり降りたところで「チングルマの咲き終えた群生」に出くわし「花の咲く頃は凄く綺麗な所」と三人とも頷いて今度は携帯を取り出す。

チングルマの群生
白馬鑓ヶ岳山頂

雨も稜線から降りるに従い小雨となる。「ここからストックを締まってください」の看板に従いストックをたたんでしまう。鎖があったり岩をへつったり、所々に難所が待ち受け足下が悪いため時間を掛けながら通過。その頃、三度目の「親子連れ雷鳥」に出会う。雨の中での雷鳥デーでした。小屋が眼下に見えてきて一安心。最後の難所を越えて「鑓温泉小屋」に到着。小屋ご自慢の露天風呂は日の明るい時間では女子はなかなか入れないので「女性専用内風呂」に、男子は露天に直行。汗と雨に濡れて冷えた体を温めた。夕食後。20時から露天は女子専用となり右京の二人は時間前にいそいそと出かけ「めっちゃ熱かった」とフーフーいいながら温泉を満喫していました。

15日(火):朝6時に出発。5時の食事時にはガスがかかり、帰り支度でカッパ上下を着込んで小屋を出る。小屋を出る頃はガスも取れて小雨も上がって居たので上着を脱いで下山。杓子沢迄来ると以前、出張った大岩で休憩して居たときMさんが岩の先端から下を覗いていたことを思い出した。雲の流れはさほど早くなくあまり台風の影響をまだ感じませんでした。杓子沢から双子岩への登りは最後の日にしては応えました。足取りも重く思うように登れない。時間を掛けて何とか小日向のコルまで上り詰めて一休み。

杓子沢

後は下るだけい。「少し遅れます」の連絡が取れない。

濡れた足下をしっかり見つめて安全第一に足を運ぶ。鑓 温泉小屋分岐近くまで来たとき(10時前頃)何とか電波が届き「少し遅れます」の一報を入れる。猿倉には10時20分に到着。手配したタクシーに乗り車を置いている五竜に向かう。五竜について荷物をほどき台風の上陸場所と近畿地方を通過する時間を比較しながら「中央道を通って台風とすれ違いをしよう」とお風呂、お昼、お土産の時間をたっぷり使ってゆっくり京都に向かってのんびり帰りました。

ホタルフクロウ
タカネイブキボウソウ
ミヤマトリカブト

今回の山行は帰省ラッシュと台風に翻弄されました。第一目標の「大雪渓」は偽り「小雪渓」でした。代わりに「ライチョウ一家」と出会い、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

「例会報告」天王山(270m)&サントリー山(295m) Y・

記: 吉野 あけみ

【山行日】 2023年8月6日(日)

【天 候】 晴れ (京都府の最高気温…35,6℃)

【参加者】男性1名、女性5名、計6名

【コースタイム】阪急西山天王山駅(9:38発)~小倉神社(10:05)~小倉神社分れ休憩(10:57~11:10)~天王山縦走道~サントリー山(11:20~12:00)~天王山縦走道~天王山山頂(12:13~12:20)~酒解神社(12:35)~旗立松展望台(12:45~12:53)~宝積寺(13:15~13:20)~大山崎駅(13:35着・解散)

【山行報告】西山天王山駅の待ち合わせで、東口と西口で間違いが生じ、少し出発が遅れましたが、この暑い中6名の方が参加されました。まず、小倉神社の所にある登山口をめざして歩きました。今日も猛暑日の予報ですが、雲がいつもより多く、カンカン照りではないので、まだマシかなと思って歩きました。沖縄辺りを迷走している台風6号の影響がここまで来ているのか、少し風も吹いています。

天王山山頂・山崎城跡

小倉神社で少し休憩しました。皆さん熱中症対策はバッチリのようですが、水分補給の休憩を多めに取りながら小倉神社分れのある天王山縦走道をめざしました。この登山道はよく整備されています。登山道の側面に「ツツジの木」が等間隔で植樹されているのですが、雨がほとんど降らない日々が続いているためか、枯れかかっています。縦走道に出た所で多めに休憩をとりました。ここにはご存知だと思いますが、時計や温度計があります。温度計は、31.5℃になっていました。少しだけ平地より涼しいかなと思うことにしました。

小倉神社入り口

11時20分頃サントリー山に到着しました。一人先客の登山者が座っています。よく見ると何と荒木さんでした。今日は都合で例会に参加せずに個人山行でサントリー山に登られていました。荒木さんから冷たいゼリーをいただき、一緒に昼食をとりました。そこに別の登山者が大勢来られ、今からサントリーのビール工場に行くのだと言ってました。

温度計・31.5℃

Aさんとここで別れ、私達は天王山をめざして進みました。途中に龍神の池があり、ちらっと見えました。天王山の頂上で集合写真を撮ってから下山開始。酒解神社や十七士の墓を通過し旗立松展望台まで下りてきました。京都・伏見方面や八幡の背割り堤など展望を楽しみました。

小倉神社別れで休憩

さらに下って行くと広場があり、ここから大阪のビル群や枚方方面がとても良く見えます。大山崎も交通の要衝だとよく分かります。宝積寺は修繕中ですが、秀吉の「一夜の塔」と言われている三重塔を見てから大山崎の駅まで行き解散しました。皆さん暑い中お疲れ様でした。自分自身少し体調が悪かったのですが、熱中症にならずに歩き通すことができ、体力維持が出来たかなと思います。

縦走みちより少し登るとサントリー山
八幡方面・背割り堤
大阪方面ビル群

「例会報告」登山教室修了山行 舞鶴・青葉山 Y・T

【山行日】7月30日(日)   【天 候】晴れ

【参加者】受講生5名、右京15名、合計20名

【コースタイム】7:30京都東本願寺前~舞鶴自動車道~9:40中山登山口~11:18東峰展望11:30~12:14青葉山東峰・青葉神社13:00~13:50青葉山西峰~15:55松尾寺登山口~17:30東本願寺前(解散)

【山行報告】

西峰集合フォト

この修了山行を計画した時(3月はじめ)、運営委員の中から「真夏の舞鶴、結構暑いですね・・・」と言った意見が出された記憶があります。「夏はどこへ行っても暑いですよ・・」と取り合わなかった。

7月30日は後で調べるとこの日の舞鶴気温は36.8℃を計測したそうです。

体温を超えて微熱状態であの青葉山を縦走しました。ふらつくのも無理はないです。 青葉山までのバスの中は快適でしたが登山口に着いてバスから降りるといきなり全身から汗が噴き出し出してきました。水分補給をしっかり取っていざ出発。展望台までの九十九折りの道で2度、休憩を入れて展望台に到着。小浜湾を見下ろす高台で爽やかな海風を期待したのですが風の気配も感いませんでした。

東峰・青葉神社に昼過ぎに到着。時間を掛けて行動食、休憩を取る。疲れが少し取れてきたが気温は依然高い状態、噴き出す汗が止まりませんでした。西峰に向かって鎖場や馬の背、岩場のアップダウン。これほどの難所が何カ所もあったかと道中たじろぎました。西峰での集合写真を取る頃は全員がお疲れモードでしたが受講生の皆さんと右京の何名かは「西峰山頂での集合写真」をとるときは一応に元気もりもりでした。

西峰・受講生と会員コラボ

西峰からの下山コースは身に覚えがないほど急な九十九折りで倒木も沢山有って手こずりました。松尾寺本堂の大屋根が見えたときは「ヨッシャー到着」と一人叫びました。

登山教室の感想)

K・Rさん

お疲れ様でした。
真夏の青葉山、ロープを持っての下山などハラハラする所もありましたが空と海に囲まれてとても素敵でした
写真、ありがとうございます。
皆さんと一緒に山へ登れたこととても嬉しく思います。
またご一緒できたらなあと思います。
いろいろありがとうございました
登山教室でいろいろな学びがありました。終わって達成感もあります^_^
暑さ厳しい毎日がまだまだ続きますがご自愛下さい。

4月からお世話になり地図の読み方、コンパスの使い方など山に関するいろんな事を教えて頂き改めて山を甘くみてはいけないと感じました。
還暦を迎えそれを機会にやりたかった登山を始められた
嬉しく思います。
自然の中に身を置く事でリフレッシュ出来る事は素晴らしい時間です。山岳会の皆様、登山教室でご一緒させて頂いた皆様いろいろありがとうございましたまた一緒に山へ行けたら嬉しいです

🙇‍♀️F・Aさん
真夏の登山(登山)貴重な体験をさせて頂きました。大変お世話になりました
標高に関係なく、馬の背、鎖場⁈など山の醍醐味を味わうことが出来ると知りました。抜ける様な青空の下、皆さんの清々しい笑顔いっぱいの写真!ありがとうございます へろへろになりながら登りこの笑顔これが山の魅力ということでしょう。
この度は教室の方々、会員の皆様に恵まれて楽しく終えることが出来ました。皆様楽しくご一緒いただき、お世話になり本当にありがとうございました

S・Rさん
最終登山ありがとうございましたおつかれさまでした。
あとは下りるだけ(~)と呑気に構えていたら、とんでもないオーラスが待っていました(ひえー)
ラストにふさわしい登山を無事に完了出来、今日もまだ達成感の中にいるようです、なんとなく自分の機嫌が良い気がします!
猛烈の暑さ、10人しか無理だろうの岩の上、見下ろす絶景と、夏の空、野生の植物を間近にと、思い出が沢山出来ました!。
教室に入った事で訪れる事が出来た山々です。感謝です。
優しいメンバーの皆様にも恵まれました。充実した数ヶ月でした。

F・Tさん
この度の山行は修了もしくは修業とも言える終了登山でした。水分は飲めども飲めども飲めてしまいました。
予想以上のアスレチック度満点、とても楽しく歩かせて頂きました。
また登山教室の参加者にも恵まれ毎回参加するのが楽しみでした。

H・Aさん
こんにちは
初級登山教室最終登山ありがとうございました‼︎
全くの初心者で自分が登山をしたいと思うと思っていなかった私ですが、頼りになる山岳会の皆さんのおかげで安心して登山を楽しむ事ができました
自然を楽しみたいと呑気な気持ちが動機でしたが
自然の素晴らしさを感じるとと共に一歩間違えれば怖いと言う緊張感も体感する事ができました。初心者の山でおおげさですが私にとっては大冒険の青葉山でした
そして、毎回地図やふみあとお送りいただきありがとうございました。
地形図や等高線を素人目で見て、登ったり下ったりした体感を確認するのも面白かったです
本当にたくさんの学びがありました。
皆さんの生き方がカッコイイなーーと刺激もいただきました。

W・Kさん

鷲尾公子さん いつもありがとうございます。
登山教室は2回しか出席できず、すみません。
これだけ用事が重なってしまって残念でなりません。
皆さんがしんどいながらも達成感を感じてられる写真、感想を見て羨ましいなぁといつも思ってました。
こんな感じでろくろく出席もできず、自分の力量もよくわからないのですが、山にはすごく魅力を感じてます。
今後もいろんな山を登っていきたいと思っています。
ですので、山岳会に入会しようと思います。
入会しても、なかなか参加できないかもしれないですが、大丈夫ですか?
まだまだ力不足ですので、ご指導いただければ幸いです。
また入会の件に関して詳しいことを教えて下さい。
今後ともよろしくおねがいします。






「例会報告」 霊峰・白山  M・S

日時  7月21日(金、前泊)~23日(日)

参加者:女性8名、男性1名、計9名

コースタイム 7/21(金)福井、ビジネスホテル東横インに前泊

7/22(土) ホテル=車=駐車場9:15=シャトルバス=9:30~甚之助避難小屋(昼食)12:30~13:55黒ボコ岩14:20~14:45白山室堂

7/23(日) 室堂3:20~4:10御前峰(御来光)~室堂 朝食、室堂6:45~8:09黒ボコ岩~9:08殿ヶ池避難小屋9:30~13:01別当出会い

【山行報告】 

7/21 6名、Nさん、Mさんの車に分乗して四条大宮を13時に出発しました。Yさんたちテント組は平日なので仕事が終わってからの出発なので夜からの出発です。

7/22 一ノ瀬の駐車場手前800mの路肩に駐車場の係りの人にここに停車する様に言われました。確かに車はずら~と並んでいます。福井に前泊して9時に着いても満車。朝から京都出発ではとても間に合いません。びっくり!一ノ瀬からシャトルバスに乗って別当出会い、白山神社の鳥居をくぐって登山の開始です。谷道の砂防新道を登ります。ゴロゴロした石の多い歩きにくい道ですが、時間にゆとりが有るのでゆっくりと歩きます。遠くの山並みを見たり、足元のお花を見たりしてしんどい登りを紛らせます。

室堂・白山神社前

甚之助避難小屋は休憩を取るのにいい所です。トイレも水場もあります。比較的穏やかな谷筋から稜線に上がる時は急坂になります。足元は水が流れていますが登山道に咲いてる花も豊富です。滑らない様に気をつけ息を切らして登りつくと大きな岩が有り登っている人もいます。黒ボコ岩です。ここで尾根道の観光新道と合流します。平坦な木道の続く弥陀ヶ原を歩き、このまま室堂まで続いたらいいのにと思っていたら目の前に急坂の直登が現れました。最後の登り100mが一番きつかった。今晩は室堂にお泊りです。コロナから山小屋は予約性になり、一人ひとりの場所が確保できてるのでとても快適です。山小屋では2枚の布団に3人、ひどい時には1枚の布団で2人の時も有りました。コロナのケガの功名です。その晩は星空がとても綺麗でした。

7/23 御来光を見るために早朝3時過ぎから御前峰を目指します。今日の日の出は4;50だけどゆっくり登って間に合わないといけないから早い目に出発です。まだ人はまばらでしたが一休憩して振り返るとヘッドランプの長い列が続いていました。暗闇に光の川の様でした。日の出の50分前に到着。御来光が上がる真正面に場所を確保して、ひたすら寒さに耐えました。時間が近づき空の赤も鮮やかになると太鼓の音がド~ン。神主さん(?)の説明が始まります。遠くてあまりよく聞き取れなかったけど今日は500人が山頂に上がっているそうです。今か今かと待っていると金紙のような頭が少し見えてきました。あまりの明るさに皆が一斉にどよめきます。こんなに大きな御来光は初めてです。空を赤く染めて大きな丸い円が光っています。白山を御神体として御来光を見て思わず手を合わせたくなる気持ちが分かります。感動します。神主さんの先導で万歳三唱して室堂まで下山。

ご来光

今日は観光新道を下山します。観光新道、尾根道、ゆっくり歩けると思ったけど違う。道幅は一人が通れるだけで石ゴロゴロ。後で白山のパンフレットを見ると岩間温泉から室堂に行く楽々新道なんてありました。所要時間9時間50分、名前に騙されてはいけません。

道幅が狭いので中々休憩する場所が有りません。邪魔にならない所で日陰を見つけてバラバラで休憩。愚痴っていますが、7月の白山は素晴らしい、花の白山の名前通りお花畑だらけ、あちこちで花が咲いています。しんどい道ですが砂防新道より観光新道の方が圧倒的にお花が多いです。 種類も豊富です。(クロユリは御前峰の御池巡りのコースだけで見ました。他では見つけられませんでした。)地形図で見ると別当坂分岐から別当坂までが等高線が混んでいて黒っぽいです。エアリアでも急坂と有ります。心して下ります。岩と石の間位の大きさの濡れた石が積み重なった道です。滑ったら止まらないだろうと思うと緊張します。どこまでも続き石道ですがだんだんと傾斜も緩 んできました。

皆もおしゃべりする余裕が出てきましたがここで事故の無いように心を引き締めて降ります。下から息を切らし汗だらけで上がってくるグループに「上の方はお花だらけでとても綺麗でしたよ」と声を掛けると「よかった。日陰もない急坂をそれだけが楽しみで登って来ました。

室堂小屋を眺める

今年はいつもより花が沢山咲いているそうです」との返事。天気が良くて大きな御来光が見らて、例年より花が多くて今回の山行はとてもラッキー、ついでに福井で食べたお魚も美味しくて安くてラッキー。なかなか降りない、石ゴロゴロの道も赤い屋根が見えてきて終了。白山は神山、花の山、火山の山(石だらけ)を実感した山行でした。十分白山を楽しみました。

「個人山行報告」岩で岩でフリークライミングを楽しむ「志津川パッドレレス」 人工壁でフリークライミングを楽しむ「スポーツ施設・やまびこ」

右京労山のクライミング例会を楽しもう:右京労山では、昨年からりクライミング例会「金比羅」が再開され、会員の皆さんがクライミングの基礎からリードクライミング入門まで和気藹々と楽しみながら練習されています。
昨年中は久し振りのクライミング例会でしたので、クライミング例会のやり方、システムの確認、安全対策、それからクライミングの基本などを行ってきました。今年からは、いろいろな岩場のルートにチャレンジして、いよいよ「クライミングを楽しむ例会」になっています。7/17日の例会では、毎回参加されているNさんが、「前回は登れなかった“レイバックルート”がクリアできて、今日は成果があった。次回は“サラワリルート”に挑戦だ!」と、意欲的に楽しまれています。そうなのです! フリークライミングはやり出すと中々楽しいです。そんなフリークライミングの楽しみを交え、私が今楽しんでいるフリークライミングの様子をレポートします。

フリークライミングの楽しみ方とその楽しみ:クライミングには、大きく分けて“アルパインクライミング”と“フリークライミング”があります。私たちが、今楽しんでいるのは“フリークライミング”です。それも「金比羅」などよく知った近郊の岩場や人工壁で、クライミングを楽しみ、クライミング技術を磨いています。岩登りと言えば、非常に危険なスポーツのように思われますが、今私たちが楽しんでいる“フリークライミング”は、金比羅などゲレンデ化された岩場で、お互いがロープで結びあって確保して、安全対策はうるさいほど確認をしながら行いますので、安全に楽しめます。

そして慣れない内は、“トップロープ方式”と言って、上の終了点からロープを垂らして、片方にクライマーを結束し、反対側でビレイヤーが確保を行っていて、クライマーが万一落下しても殆どその位置で止める練習方法ですので、安全に楽しめます。クライミングの楽しみは、垂直に立つ岩壁のルートを、自分の技術や力、バランスを駆使して、スリルを感じながら緊張感を持って登る楽しみ。そして登り切った(完登)時の達成感と充実感。これらがクライミングの醍醐味だと思います。

そして、新しい岩場や新しいルートにチャレンジして登るのも楽しみです。また、クライミングの各ルートには、難易度を示すグレードが設定されていますので、より難しい(よりグレードの高い)ルートにチャレンジして、順次それらを攻略していく喜びもあります。グレードが上になるほど難しく、中々クリア出来ませんが練習し、研究してクリアすれば、それはまた達成感も大きく、喜びは大きいものです。また 練習が進んで、そのルートをトップロープで登り方が確定できると、次はリードクライミングです。これは、下で確保してもらうのは同じですが、上からのロープは無くて、自分でロープをランニングビレーにかけながら登ります。もし落下すればそのランニングビレー点まで落ちますので、やはり緊張感が全然違います。それだけにリードで登り切ると、初めてそのルートを攻略したことになり、達成感は非常に大きいです。思わず“ヤッター!”と、達成感に浸り、仲間からも拍手で祝福してくれます。

それと、クライミング仲間は各々でレベルの差はありますが、それに関係なくお互いリスペクトしていて、アドバイスし、教え合い、和気藹々と皆で楽しみます。この感じが楽しくて、私がこの年でもクライミングを続けている要素かも知れません。クライミングはお互いでビレーヤーになって安全を確保し合うので、仲間意識が強くなるのかも知れません。

<ご参考> フリークライミングは、登るルートが設定され、その各ルートには登る難易度を示すグレードが決められています。フリークライミングでは、「デシマルグレード」という形式のグレードが使われていて、頭に5を付けて難易度を5-7,5-8,5-9,5-10,5-11,5-12,と言うようにランク付け(数字が大きくなるほど難しい)されています。それをまた5-10や5-11、12の中で10a,10b,10c,10d、11a,11b,11cと細分化されています。
外の岩場にしても人工壁にしても、各ルートにはこれらのグレードが設定されています。
例えば、金比羅のホワイトチムニーの“サラワリルート”は10aとされています。 私たちは自分の今の技術にあったグレードのルート、そして好みにあったルートを選び楽しみます。グレードが明確にあることで、自分がどの位の技術レベルか、またどこまで技術が上がったかが明確にわかります。 そして上手になって11台のルートがこなせるようになると「イレブンクライマー」、更に上の5-12のルートが登れるようになると“ツエルブクライマー”と称されます。 私は志津川の岩場で10cの“イタイイタイルート”をリードで登れるようになって、仲間から大いにリスペクトされていましたが、その後2年間のブランクがあって、今は10aから10b辺りのルートで楽しんでいます。 (クライミングこそ、「継続は力なり」「練習は嘘つかない」が実感されます)

このようなところフリークライミングの大きな楽しみでしょう。

それと、クライミング仲間は各々でレベルの差はありますが、それに関係なくお互いリスペクトしていて、アドバイスし、教え合い、和気藹々と皆で楽しみます。この感じが楽しくて、私がこの年でもクライミングを続けている要素かも知れません。クライミングはお互いでビレーヤーになって安全を確保し合うので、仲間意識が強くなるのかも知れません。

<ご参考> フリークライミングは、登るルートが設定され、その各ルートには登る難易度を示すグレードが決められています。フリークライミングでは、「デシマルグレード」という形式のグレードが使われていて、頭に5を付けて難易度を5-7,5-8,5-9,5-10,5-11,5-12,と言うようにランク付け(数字が大きくなるほど難しい)されています。それをまた5-10や5-11、12の中で10a,10b,10c,10d、11a,11b,11cと細分化されています。
外の岩場にしても人工壁にしても、各ルートにはこれらのグレードが設定されています。
例えば、金比羅のホワイトチムニーの“サラワリルート”は10aとされています。 私たちは自分の今の技術にあったグレードのルート、そして好みにあったルートを選び楽しみます。グレードが明確にあることで、自分がどの位の技術レベルか、またどこまで技術が上がったかが明確にわかります。 そして上手になって11台のルートがこなせるようになると「イレブンクライマー」、更に上の5-12のルートが登れるようになると“ツエルブクライマー”と称されます。 私は志津川の岩場で10cの“イタイイタイルート”をリードで登れるようになって、仲間から大いにリスペクトされていましたが、その後2年間のブランクがあって、今は10aから10b辺りのルートで楽しんでいます。 (クライミングこそ、「継続は力なり」「練習は嘘つかない」が実感されます)

このようなところフリークライミングの大きな楽しみでしょう。

それと、クライミング仲間は各々でレベルの差はありますが、それに関係なくお互いリスペクトしていて、アドバイスし、教え合い、和気藹々と皆で楽しみます。この感じが楽しくて、私がこの年でもクライミングを続けている要素かも知れません。クライミングはお互いでビレーヤーになって安全を確保し合うので、仲間意識が強くなるのかも知れません。

<ご参考> フリークライミングは、登るルートが設定され、その各ルートには登る難易度を示すグレードが決められています。フリークライミングでは、「デシマルグレード」という形式のグレードが使われていて、頭に5を付けて難易度を5-7,5-8,5-9,5-10,5-11,5-12,と言うようにランク付け(数字が大きくなるほど難しい)されています。それをまた5-10や5-11、12の中で10a,10b,10c,10d、11a,11b,11cと細分化されています。
外の岩場にしても人工壁にしても、各ルートにはこれらのグレードが設定されています。
例えば、金比羅のホワイトチムニーの“サラワリルート”は10aとされています。 私たちは自分の今の技術にあったグレードのルート、そして好みにあったルートを選び楽しみます。グレードが明確にあることで、自分がどの位の技術レベルか、またどこまで技術が上がったかが明確にわかります。 そして上手になって11台のルートがこなせるようになると「イレブンクライマー」、更に上の5-12のルートが登れるようになると“ツエルブクライマー”と称されます。 私は志津川の岩場で10cの“イタイイタイルート”をリードで登れるようになって、仲間から大いにリスペクトされていましたが、その後2年間のブランクがあって、今は10aから10b辺りのルートで楽しんでいます。 (クライミングこそ、「継続は力なり」「練習は嘘つかない」が実感されます)

このようなところフリークライミングの大きな楽しみでしょう。

宇治“志津川バットレス”でクライミングを楽しむ

【行先】 ; 宇治の岩場“志津川バットレス”

【日時】 ; 毎週月曜日 AM9;30~PM4;00  (雨天中止)

【山行目的】 ; ①実際の岩場でフリークライミングを楽しみ、クライミング技術の向上を図る。
②他クラブのクライミング仲間と和気藹々交流して親睦を図る

週月曜日に、労山各会や他の山岳会のクライミング好きの有志で同好会的に、宇治の志津川にある岩場でクライミングを楽しんでいます。練習時間は、午前9時30分~午後4時前後まで、のんびりと和気藹々、各々のペースで登りますので楽しいです。

この岩場は、「志津川バットレス」と呼ばれる大きな岩で、高さは20m位、巾は20-30m位あります。この岩場を、労山の先輩で(旧)自然生ハイキングクラブのAさんとSさん(この方は私のクライミングのお師匠さんで、2年前に亡くなられました)の2人が、16-17本のクライミングルート設定して、各ルートの終了点やルート上のランニングビレー用のピンを構築して、クライミングウォールとして再整備された岩場です。

ルートは10aから11台のルートまで16-17本あります。誰でも登れるオープンの岩場ですが、マナーを守って地元の皆さんの理解を得て開放されていますので、ネット等で紹介することは禁止しています。

私はこの岩場を整備されたSさんと10年以上通っています。ここの岩場は下部の2mほどがストンと立っているルートが多く、出だしが中々難しい所が多いです。そして10c以上のルートは、登る手がかりが“カチ”と呼ばれる小さなホールドやスタンス多く、またバランスを要求されるルートも多くて慣れるまで中々苦労します。それだけに、何週間にもわたってトライして登り切った時の喜びは大きいです。

尚、各岩場のルートの名前は、ルート設定した人が付けられます。ここでは、“バットレスA(10a)、“バットレスB”(10b)”、“ドリーム”(11a)など標準的な名前もありますが、“黄檗山”、“喜撰山”、“千利休”や“分福茶釜”など宇治にちなんだ名前が付けられています。

そして10bの“ピンチでクリア”=(ルートの中間位でピンチ掴みをするホールドがあって、それを持てたら核心部を通過で、あとは何とか登れる)とか、10cの“イタイイタイルート”=(スタートしてすぐに三角にとがった小さいカチホールドがあって、それを痛いのを我慢して使って登るルート)など、面白いネーミングされたルートもあります。また、道場に「烏帽子岩」という大人気の岩場があって、そこに“史上最強の10d”とネーミングされた10台では非常に難しいルートがあります。それを懸命にチャレンジして楽しむ方もおられます。

このように各岩場には名物ルートがあってそれを楽しむ、また各岩場のそれぞれのルートには特徴や変化があって、それを順次チャレンジしクリアしていくのもクライミングの大きな楽しみです。そしてクライミングルートを登るのに、単に登るだけでなく設定者の意図を理解して、登ってみるのも面白いものです。クライミングの楽しみは、中々奥深いものがあります。月曜日の志津川クライミングは当面続けています。興味のある方は、声を掛けて頂ければご案内します

京都北区原谷“やまびこクラブ人工壁”でクライミングを楽しむ:京都北区原谷“やまびこクラブ人工壁”でクライミングを楽しむ

毎週水曜日の夜、インドアのクライミング用人工壁でクライミングを楽しんでいます。ここは屋内ですので、季節や天気に影響されることなく楽しめます。またクライミング好きの有志のクラブ(森永チーム)で、午後6時半から9時半までこの施設を貸し切っていますので、その時間内でしたら、自分の都合の良い時間に行き、自分の体力や気分で好きな時間で帰れます。そして何よりは、仲間達といろいろアドバイスやお喋りしながら、和気藹々やりますので非常に楽しいです。会費は、2ヶ月で4,000円です(練習日は毎週水曜日と金曜日の2週)この人工壁は、北区原谷にあるスポーツ施設“やまびこクラブ”の体育館の2Fの一つの壁全面に、4面のクライミングウォールが設置されています。4面は、各々傾斜や張り出しが変えてあり、そして各々に終了点が設置されています。

そしてその各々にテープで色分けして、5-9から5-10a,10b,10c,10d,そして5-11台のルートが7-8本ずつ設定されています。

(このルート設定は、年1回プロのセッターさんが来て行われます。今年は5/13-14日に済)
故に4面合せて10aが5-6本とか、各グレード毎で5-6本前後ありますので、自分の技量や好みに合わせて自由に楽しめます。私たちは自分の技術に合せて、好きなルートをチャレンジしていきます。「10aは全て一撃(初見で一発でクリア)で登れたので、次は10bにチャレンジ!」とか、「今日は左側の黄色10cルートに挑戦しよう」とか、自分で好きなルートを登って楽しみます。

そして、そのルートを初めてノーテンションで上まで登れると、「ヤッター!」と達成感を得られて嬉しいです。また、苦労していたルートでは、仲間達も拍手で喜んでくれたりしますので、これがまた嬉しいです。

そして練習すれば、ムーブもわかりますし、指の力、手足の力もついて必ず登れるようになります。そして先週はここまでだったのが、今週はその2-3手先まで到達したと、自分の技術が実感できます。「私は、今10aはクリア、10bの中程かな」と、自分の力は明確にわかりますので、努力や練習の励みになります。クライミングは体力だけでなく、ムーブの研究など頭も使ってするスポーツで中々楽しいです(笑)。

ノーマルルート(10a)をリードで登る
クライミング用壁の前景
飛騨英側10bルートを上る