「例会報告」 瓜生山~比叡山  N・Y

【山行日】 2023年4月16日(日)

【天 候】 晴れのち曇り

【参加者】 女性9名、男性3名、登山教室5名、一般参加1名、合計18名

コースタイム】 銀閣寺角~バブテスト病院9:05~茶山9:15~瓜生山~石の鳥居~水飲対陣碑跡11:30~東山トレイル71 12:00(昼食)12:30~ケーブル比叡駅13:05~見晴台13:25~大比叡(山頂)13:5114:05~スキー場跡14:25~水飲対陣碑跡~修学院登山口16:00解散

【山行報告】 集合場所から歩いて登山口のある病院の駐車場へ移動。自己紹介、各自で体操をした後、登山教室の実技①でもあり、コースの確認と机上で学んだ地図とコンパスを使って方向を確認してから出発しました。京都トレイルを通って瓜生山へ。危険なところでは、男性2人に先に行ってもらい安全を確認していただきながら瓜生山に到着。休憩の後、次のポイントである石の鳥居までの方向を確認して石の鳥居に向かいました。

水飲対陣碑跡前で

の鳥居~水飲対陣碑跡までは、朝方まで降っていた雨で滑りやすくなっているところも多く、慎重に歩を進めます。東山トレイル71の眺望の良いところで昼食休憩です。きれいな景色を見ながら疲れた足を伸ばしてケーブル比叡駅までの登りに備えます。石や濡れた落ち葉で滑りやすく歩きにくい登山道を注意しながら進み、ケーブル比叡駅に到着。

叡電ケーブル前

景色を楽しみながら、ホッと一息。疲れがとれたところで、大比叡まであとひと頑張りです。スキー場跡を横切り、眺望の良い展望台では、桜やミツバツツジなどが咲いていて「ワ~、きれい」と歓声があがります。花々と遠くに見える山々がとてもきれいです。頑張って登ってきたご褒美です。この喜びがあるから、山登りはやめられません。

大比叡三角点

大比叡に到着、笑顔で「はい、チーズ」。山頂に登って感激の一瞬です。山頂で一息ついた後、登山道から見えるガーデンミュージアム比叡に咲いているシャクナゲやカタクリの花などを楽しみながら、雲母坂へのコースを下りました。

「例会報告」比良縦走⑤ 小女郎峠・権現山・霊仙山 M・A

日 時: 2023年4月9(日)快晴

参加者: 女性4名、男性4名、合計8名

コースタイム:JR蓬莱駅8:13~薬師ノ滝9:26~小女郎峠11:20~小女郎池11:26~11:50~権現山12:43~霊仙山13:51~霊仙登山口14:46~JR和邇駅16:10

【山行報告】

今回も予想通りの長いコースで時間たっぷり歩き続けました。8時間です。快晴でスッキリ爽やかな空気を吸ってコロナも吹っ飛びました。蓬莱駅を出発しはるか彼方の青空に目指す稜線が美しい。薬師ノ滝は水量も多く気持ちいい。沢の風がひんやりしている。そこからの渡渉を心配したが難なくクリア。最後の崩れた急登を詰めて小女郎峠に辿り着く。ながいながい上りでした。

風があり寒いので小女郎池の風が当たらないところで昼食。数人が休憩していた。そこからは最高の眺望を楽しみホッケ山~権現山へ。 権現山からは激急下りです。今回一番心配していた箇所。初級の縦走の時に上の方から大石の落石があり講師のOさんが「落とすな!!」と怒鳴っていた。返事はなく、自然に落ちた?その方が怖い。そんな話をして慎重に下りる。ところが突然後ろから「ラクッ!」の声。振り返ると右横を大きな音を立てて落ちていく。ビックリ!

前方の2名が大丈夫かとただ見ているだけ。通過していったが下の方まで音が響いていた。やっぱりここは落石が起きやすい。充分注意しないといけない。ズコノバンの分岐で新しい林道ができていてちょっと迷った。電波塔からは車道歩きで栗原までずっと下る。アスファルト道の下りは足が痛くなる。やっと栗原バス停。しかしバスはない。そこからまだまだ車道は続く。今回はまちがいなく「がんばり」です。ロングコースの最後がながいながいアスファルト道。ちなみに一昨年からの比良縦走5回完登はMさん、Tさん、Mでした

「例会報告」交野山(341m)&八ッ橋 Y・A

 【山行日】 2023年4月2日(日)

【天 候】 晴れ

【参加者】 女性8名、男性1名、合計9名

【コースタイム】JR津田駅(9:00発)~源氏の滝(9:27)~せせらぎの道・交野いきものふれあいの里(10:05~10:25)~交野山山頂(10:55~11:05)~旗振山近くの場所で昼食(11:35~12:05)~八ッ橋(12:45~13:15)~こだちの道・鉄塔(13:30)~八丈岩(14:00~14:10)~獅子窟寺(14:20~14:30)~京阪河内森駅(15:15)

【山行報告】

交野山 山頂の漢音岩の上で集合写真

JR津田駅に9名が集合し、挨拶をして出発。地図は櫛部さんが用意してくださった。今日のコースは大西さんがまだお元気な時に企画され、提案していただいたものです。今回「慰霊登山」になってしまいましたが、大西さんを偲んで歩かせてもらいました。櫛部さんや大西さんは、地元の山なのでよく登られていて、里山特有のハイキング道が多く、見所も多い所なので、私達にとってもとても有意義な山行になりました。

ヒエリュウキンカ
イカリソウ

まず津田駅から山の方に向かうと「せせらぎの道」になり、「源氏の滝」がありました。すぐ横にある不動明王寺をぬけると白色の大きな山桜が迎えてくれました。登山道をしばらく登って行くと、「白旗池」がある高台に着きます。そこから見下ろす樹木の景色は、ピンク、白、若草色、緑などグラデーションになっていて、まるで「桃源郷」のようです。

ラショウモンカズラ
リュウキンカ

 池の奥には「いきものふれあいの里・自然観察園」があり、山野草がたくさん見られました。二輪草、姫リュウキンカ、カンアオイ、羅生門カズラ、イカリソウ、春蘭・・・など。写真を撮るため長めの休憩をとりました。ここから交野山までの登山道は急坂が多いので、少し息が切れます。すれ違う子ども達から、「頑張ってください!」と声がかかるので、頑張らざるを得ません。津田駅9時出発から丁度2時間後に、本日1つ目のポイント、交野山山頂に着きました。観音岩の所で展望を楽しみ集合写真を撮りました。

カタクリ
シュンラン

頂上からアップダウンのある急坂を歩き続けていると、斜面にショウジョウバカマの群生が見られました。お昼に近づいてきたので、旗振山という山の登り口辺りで昼食タイムをとりました。30分ほどしてから再び歩き出し、しばらく下っていくと、「かいがけの道」に合流しました。3月19日の谷川さんリーダーの「くろんど園地例会」のコース道になりました。

ミズバショウ
ウラシマソウ

その時の例会ではまだ水芭蕉がほとんど咲いていなかったようですが、2週間後なので、期待がもてました。さらに、この辺りから山の中にミツバツツジがたくさん見られるようになりました。今年は桜も早いけどミツバツツジも早いのだと思いました。

やっと、本日2つ目のポイント、水芭蕉が咲いている湿地帯の「八ッ橋」に着きました。側にカタクリも植えられているので、ここでたっぷり休憩時間をとりました。2週間前よりたくさん咲いているということです。私は昨年も(3月29日)ここに大西さんと来ていますが、大阪の郊外に水芭蕉が咲いていて驚きました。「八ッ橋」からの下山道は「こだちの道」と呼ばれていて、ずっとミツバツツジのトンネル道です。まるで愛宕山のツツジ尾根を歩いている気分です。途中に「八丈岩」という大きな岩がありました。ちょっと怖いですが童心に帰って登ってみました。

白旗池までのハイキング道
ミツバツツジの道

さらに下っていくと、「獅子窟寺」という古刹の寺があり、ここにも大きな岩がありました。ここの岩は登るのではなく、両腕で抱き願い事を言うと叶えてもらえるというものです。しっかり願い事を言ってきましたよ。櫛部さんから嬉しいことに八朔のデザートをいただき、ビタミン補給もできました。

お寺から河内森駅までの長い車道はとても急坂で、車でもあまり通りたくない道でした。3時過ぎに無事駅に着き解散しました。今回見所一杯の花見山行になり大満足でした。残念ながら大西さんは一緒ではありませんでしたが、大西さんの提案された山行を充分味わわせていただきました。サブリーダーの櫛部さんに大変お世話になりました。有難うございます。

八丈岩に登る
獅子窟寺(真言宗)

「例会報告」 奈良県・高取山  N・Y

【天 候】 曇

【山行日】 2023年3月21日(祝・火)

【参加者】 女性12名、男性2名、合計14名

【コースタイム】近鉄壺阪山駅9:15~土佐街道~壺阪寺ハイキングコース~壷阪寺10:30~分岐10:50~五百羅漢遊歩道11:35~高取城址跡碑11:40~高取山本丸跡12:00(昼食休憩)~国見櫓13:00~猿石13:10~高取城跡、宗泉寺分岐13:35~植村家長屋門~松ノ門14:10解散

【山行報告】

高取藩の城下町として栄えた土佐街道を楽しみながら、壺阪寺を目指して出発です。 街道に土佐と名前が付いている由来は、大和朝廷の都造りに駆り出された土佐(高知)の人々が帰郷できず、この地に住み着いたことが起源とされています。

町家の雛めぐり祭りが行われており、家々に飾られている雛飾りや家々の前に飾られているかわいい花々をみながら、薬の町として賑わっていた高取町のメインストリートをゆっくりと楽しみながら進んでいきました。街道を後にして壷阪寺へと向かいます。しばらく車道を歩くと左手の方向に壷阪寺ハイキングコースの入り口があります。沢沿いのなだらかな道を進むと壷阪寺のバス停脇にでます。しばし景色を楽しんだ後、駐車場を横切って壷阪寺参道入り口を過ぎて車道を通って五百羅漢の分岐へと向かいます。五百羅漢遊歩道には道中にたくさんの磨崖仏(まがいぶつ)があり、アップダウンが続く崖にあるので注意して歩きました。

岩に掘られた漢磨崖仏

五百羅漢遊歩道を進んで行くとNTTの電波塔が見えてきます。電波塔を過ぎると高取城跡の分岐までもう少しです。いくつもの門跡を通り、急な階段を上ると本丸まであと一息。たくさんの門跡があり、くねくねと入り組んだ高取城を攻め入るにはかなり困難があったのではないかと少し歴史を感じることができました。

本丸の立派な石垣と日本三大山城説明版の前で

高取城は、美濃岩村城、備中松山城と並んで「日本三大山城」の一つに数えられています。本丸のあるひときわ高い石垣の脇をぐるっと回っていくといよいよ本丸跡(高取山山頂)です。近くに見える山々をゆっくり楽しみながら昼食タイム。天守跡に上り三角点を確認して下山です。

猿石

帰りもいくつもの門跡を過ぎると国見櫓という奈良盆地が一望できる展望の良いスポットがあり少し寄り道。曇っていたのであまり展望はよくありませんでしたが、二上山や耳成山などを見ることができました。分岐に戻り、二の門跡を過ぎるとひょうきんな顔をした猿石があり、右方向に行くと明日香村へ行くことができます。

今日はまっすぐ七曲りというくねくねとした途中に急坂のある登山道を宝泉寺との分岐         まで下ります。分岐から林道を下ると公園が見えてきて木々にきれいな花が咲いており、梅か桃か桜かとみんなでワイワイ言いながら高取の城下町を目指しました。途中、現在も旧藩主の住居として使われている植村家長屋門など、現存する数軒の武家屋敷を見ながら松ノ門で事故なく無事解散しました。

途中雨が心配でしたがほとんど降られることもなく、旧城下町の佇まいが残る 土佐街道や高取城址の立派な石垣などを見ながら、歴史を感じることができました。

「個人山行報告」 ネパール・ランタン谷   M・S

日時 3月19日~4月4日

参加者 2名

【山行報告】

/19 久しぶりの関空です。娘はシンガポールに在住しているので、現地集合。カトマンズまで一人旅なので心細いです。何とか手続きをして、空港を出ました、現地時間で23:40。合流出来てホットしました。

3/20 カトマンズからバスでシャベルベシまで8時間、この道は中国から物資を運ぶ道なので渋滞します。又、道路工事中で片道しか通れない所が多くギリギリすれ違うのにスピードはあまり落とさず、一番前に座ったのでハラハラドキドキ。カーブでは前に道が有りません。今日はバスに乗っているだけだけど疲れました。

3/21シャベルベシ(1550m)8:00~15:40ラマホテル(2380m)標高差830m。途中のバンブーで泊まる予定でしたが調子がいいのでラマホテルまで来ました。

3/22 ラマホテル8:00~16:00ランタン(3430m) 標高差1100m。このコースは最初から終わりまでランタン川に沿って歩きます。エベレストベースキャンプやアンナプルナベースキャンプの様に8000m級の山が見えるのでは無くて、川の音の変化を聞きながら樹林の間を歩きます。

時期なのか、コースなのか知りませんがトレッカーの数も少なく静かな山歩きが出来ました。その分、一歩歩くごとに自然を間近に感じました。少し早かったけれどお目当てのシャクナゲも沢山咲いています。大きな木に真っ赤な花を咲かせています。ピンクの花は遅いのかチラホラです。

頭上ではヒマラヤラングール(大きな顔の白い猿)が飛び交い、赤いシャクナゲの花を食べています。現地の人も魚の骨などが喉に刺さった時に食べるそうです。食べてみると酸っぱくてほろ苦い味がしました。沢のガラ場にはヒマラヤタール(野生のヤギ)がじーっとこちらを見ています。日本ではなかなか見れない紅マシコや青い鳥が水溜まりの水を飲んでいます。

シャクナゲの森を抜けるとランタンです、2015年に地震と雪崩が有りました。山の斜面全部が崩れて村を呑み込み、100人以上の死者がでたそうです。今では雪崩の跡の上と下に沢山の新しいロッジが出来ています。雪崩の跡は大きく歩いても、歩いても渡り切れません。お昼を過ぎると風が強くなり、とても寒くなります。娘が頭が痛い高山病かもと騒いでいます。パルスオキシメーターで計ると93パーセント大丈夫かなと思いますが様子を見ます。

3/23 ランタン8:30~12:30キャジンゴンバ(3890m)     標高差460m ランタンを出ると一変します。樹林は無くなり、眺望が開けます。正面にギャンチャンポウ(6387m)が綺麗な白い三角の姿を見せてくれます。左手にはランタンリルン(7272m)ランタンユウブラ(6048m)ユウブラ86264m)の峰が連なっています。ランタンリルンの氷河は青い帯を垂らした様です。見とれるような綺麗な氷河です。

3/24 キャジンゴンバ8:00~ランタンレイク周遊~11:00  今回最高点4000m

娘の調子が良くないので、キャジンリ(4550m)に行くのを止めてランタンレイクに行きました。ガイドさんがあまり人が行かないコースを連れて行ってくれました。ガラガラの所を登って、降りて又登って、急斜面には雪がまだ残っています。湖は 余り大きくありませんが白いランタンリルンにエメラルドグリーンが綺麗です。昨日、感動した青い氷河には雪が積もって、白い斜面に溶け込んでしまいました。この湖の水を取水した水力発電所があります。道理でランタンもキャジンゴンバもロッジの照明が明かるく、シャワーも熱いお湯が出るし、携帯も充電し放題でした。時間が余ったのでガイドさん、ポーターさん、娘、私とトランプのセブンブリッジをしました。言葉は通じなくても遊べるものです。

3/25 キャジンゴンバ8:10~15:40チャマ。下りは早いです。ランタンを通りすぎて2時ごろから雨が降ってきました。ランタンでは雪が降っています。手前のゴーダカベラもチャマもロッジは一軒だけです。早い目にロッジに入りました。

3/26 チャマ8:00=16:30シャベルベシ シャクナゲの満開には後、一週間遅い方が良かったみたい、行きのときに見れなかった高山植物、背の低いアヤメ、サクラソウ、野イチゴ、リンドウ、ピンクの花、黄色の花、その他が見れました。シャクナゲも満開の木が沢山でした。 3/27 シャベルベシ~カトマンズ  予定より早く降りてきたので直行便のバスが取れず、何回か停まりました。でも行きと同じ時間です。行きよりも強引に割り込んでいました。でも帰りは常に山側を走っているので怖くはありませんでした。

帰国まで時間が有るので、急遽チトワン国立公園の2泊3日の旅行を組んでもらいました。ジャングルウォーク、カヌーの川下り、ジープで公園の中を5時間も走って野生動物を観察しました。

5/4 無事帰国しました。